少し前のことだが、Jを、選手として知る方と飲みに行った。
実は、わたしは。彼の試合を生で観たことがない。
サッカー選手としての彼のことを、全く知らないのだった。
この日、話していて面白いと思ったのは
公の顔と、私的な顔の違い。
彼らの知るところのJは、「サッカー選手として」の顔、印象。
私の知るJは、「一個人として、男として」の顔、印象。
JはとてもマイペースなB型男。
もちろん、その陰に潜む、脆さ優しさに、私は心を奪われているわけだが
それでも、やはり不思議な人で、「つかみどころの無い」奴である。
これは、公私共に変らぬようで。
彼はサポーターにも、「飄々としている」と思われているようだ。
言葉少なく、愛想もよくないが、決して敵を作るわけではないらしい。
「いや、結構人気ありますよ。一番好きな選手じゃないけど、
好きな選手のひとり、って人は多いんじゃないかな」
そう言われて。
私のことではないが、
誉められているような気がしたのだ。
しかし。
よしよし、そうか。
と満足げに頷く私に、驚きが待っていた。
そのまま、Jの仲間の印象話になる。
周囲の親しい選手の個性を話している時、
彼の後輩の、別の選手 が、話題に上る。
私の中では、彼は人当たりがよく、愛想がよく、お茶目で。
気を遣い、明るく楽しい、天真爛漫なタイプだと思っていた。
これは、前の記事でも書いたこと。
でも、公の顔は違うらしい。
彼は、愛想が無くて、怖いんですって。
とあるファンの方に至っては「今年こそ彼を笑わせる」が、目標だとか。
ふーん。
そうなんだ。そうなんですね。あまりに意外な話に、言葉を失う。
その話を聞きながら、ぼんやりと思った。
私は、どんな風に思われているんだろう
基本的に、わたしは全て直球勝負。変化球は、投げられない。
ありのままに、裸の自分を飾らず見せてしまうことが多々あり
それによる失敗や、悲しい思いも無いわけではない。
でもそれは、現実のFace to FACEの話。
ここで、こうして、自らの事を書き連ねるわたしは
みなさんの目に、イメージに、どんな風に映っているんだろうか?
そして、何より。Jにはどんな私が映っているんだろう。
ふと、気になった。
そして、その夜。
偶然にも、Jの合宿中のインタビューを見た。
それは見たこともないような、あまりににこやかな彼の姿に度肝を抜かれた。
楽しそうだった。よかった。
まだまだ寒い日々。怪我しないようにね。
そして、早く帰って、温泉に連れて行ってね。
そう思いながら、自分のこころ。ひとのこころ。
いろんなことに思いを馳せる、冬の長い夜。
