最近、甘い恋のお話が続いてしまったので。少し、こちらも更新せねば。


連日、ニュース・誌面を賑わす、投資家の彼。

以前ヒルズ系のホームパーティーでお目にかかったことがございます。


今年の、まだ暑い季節。某月某日。

この日の会場は、ヒルズのレジデンスではなく、アークのレジデンス。

アントレさんから、外資金融さん。いろいろな方にお目にかかりました。


以前のヒルズ飲みで遭遇した、ミニスカポリスやモデルちゃん同様、

相も変わらず、わたくしは若いお嬢さんにお慕い頂き。

この日も、起業希望の女子大生さんの熱弁を、ずっと窺う羽目に。

「あたくし、投資家ではなくってよ。」そう思いつつ。時は過ぎる。

追って、M氏登場。ご紹介頂き、30分ほど歓談。

その後、彼のビジネスパートナーと暫くお話を楽しむ。


この日、運の悪いことに。

わたくし、ものすごくひどい口内炎を患っておりました。

この日のメインはお寿司。お醤油なんて、絶対口に入れられません。

ランチも殆ど食べられなかった状態。完全に、空腹。


取るものもとりあえず、ワインだけが注がれる。

皆さんとお話するtopicsが重めなので、頭は冷静に動いていた。

・・・・そう。そのはずでした。


でも。やはり。酒量は嘘をつきません。

あるいは、誰かに何か、仕込まれたのか。

友人の 「帰ろうよぉ」 コールにも気づかず、あたくし、別室にて勝手に爆睡。

大変お恥ずかしいことに、まったく、意識がございません。


朝目覚めると、私は,独りペントハウスのカラオケルーム。眩しい陽光。

あんなに所狭しと人が居たリビングは、蛻の殻。

室内に ぽつん と、わたくしのバッグが置かれておりました。


寝起きと、アルコールで重たい頭を抱え、慌てて荷物を取り

一目散に、お部屋を出ました。

backhip
一体、何があったのか?


私には良くわからず、同席していた友人も分からない。

最悪。情けなくなる。


週末の早朝。一刻も早く家に帰りたかった。

慌てて電車に飛び乗り、時計に目を遣る。


何か、違和感がある。


はたと、気づく。

3年ほど毎日付けていた、ダイヤのテニスブレスが無い。

これは、石から自分で選び、幅、長さ。全てカスタマイズした一本。

厭味なく、綺麗な石。でき得る限り極限まで、金属の部分を無くし、細く華奢に。

すべての条件を満たしたものを、4本まとめてつくらせた。


体の一部に馴染んだ一本で、毎日身に付けて居たものが、無いのだ。


カスタマイズをしていたゆえ、バックルもW。容易には外れないようにしていた。激しい運動や、着替えをしたわけではない (はずである、否、そうであって欲しい) ので、引っかかるわけも無い。メンテもしていたので、切れるはずも無い。

同じものは、世にはない。今は、同じ物を作ることも難しい。既に2本は、人に譲ってしまっていた。

金額や価値ではなくて、自分のマーキングしたものが引き離された感覚だった。


元来、「モノ」に執着の無い私。

友人が家に来ては、クローゼットから欲しいものをねだる。

あまり頓着無く、手放してしまう。

何かをなくしても、3日で忘れる。そんな私も、さすがに。


茫然自失。

それ以前に、記憶喪失。


そんな恥ずかしさから、家主の方にご連絡を取ることを、躊躇した。


でも、思い切って。メールしてみる。それはそれはご親切に、ご返答を下さった。

でも、やっぱり無いのです。どこにも。


自己責任。管理不十分。

もちろんそれで、丁重にお礼とお詫びをお伝えし、諦めました。

でも。何だか、hedge fundの苦手なわたくし。自分にがっかりだわ。


ニュースを見つめていたら、ふと。久々にテニスブレスを想い出し。

失ったものは、ブレスのみならず、人間関係も、何かも・・・。

そして、あの勢いも。パーティー人生を卒業した今は、必要もなく。


久々に、最後に残った1本を身に付けようかな。と言う気持ちになった。



それにしても。わたくしがこの日失ったものは、何でしょうね。