先日Topicsにした、ランチの友、ジャイアン氏 。
なぜ彼がジャイアンなのか?
ここで、恋愛ネタに小休止。
彼を象徴する愉快な小噺を、ひとつ。よって、今日はギャグ調で・・・
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世の中、"滅茶苦茶な人" がいる。そういわゆる、ジャイアンキャラ
。
私はというと、騙されやすい性質。人間関係下手。典型的のび太キャラ
。
自民党公認(多分)、"NOと言えない日本人"。昔から、無理を頼まれがち人生。
とある週末。わたくしは具合が悪く、フランス人と多摩川で青空ジンギスカンという、謎な予定をキャンセルし、家に引き篭って体育座りで妄想しておりました。
そんな静かな夜、一本の電話。これが地獄の黙示録、長い夜の幕開けになるとは・・・
「あぁーーーーー、俺。俺。」
・・・??彼氏もいないのに、第一声で俺と言われても、もしや、詐欺かと身構える私。
ジ 「何してんの?おまえの呼び出し音、変。変えなよ。あー今日アメリカから帰って来てすげー疲れた。日本暑い。暑いと言えばこの前のPRIDE・・○×△■※☆・・・(略」
glu 「・・・家で体育座りしてる。」
ザ・オレ流の男友達、通称、ジャイアン。わたしの困惑は無視し、畳み掛けるマシンガントーク。
ジ 「なんだよそれ。暗いんだよ!お前ほんと変だな。ま、いいや暇なら何でも。今日飲むから。23:30、西麻布交差点Veranda前ね!よろしくっ!!」
・・・・・ぶつっっ・・・・・・。
glu 「えー、ちょっとちょっと困るってば無理無理、ねえねえ、もしもしもしもしもし?」
・・・プープーップープープーッ。
応えてくれたのはビープ音さん。人の話なんて聞いちゃいない。
「33歳2児の父でしょ!大人気ないったら!!」と、虚しく切れた電話に啖呵を切る小市民なわたくし。「ジャイアン、恐るべし!! 」 と、身震いし、強引に読みかけの本に集中する。
・・・どれくらいの時が経っただろうか。うたた寝していた私を起こしたのは、携帯の着信音。寝ていたため、無防備に出てしまう。ほんと、我ながら間抜けにも程がある。
ジ 「おぅ。あなた、今どこよ?何やってんだよ俺ら待ってんだけどいつ来んだよ、ナメてんの?オレ飲まないで待ってんだけど」 (←絶対ウソ)
時計を見ると、23:50分過ぎ。
のび 「ご、ごめん。寝てた。もう電車ないし。田舎なんでごめんね。また今度・・・」
ジャ 「ふざけんな。何言ってんだよ。車でいいじゃん」
のび 「飲むのに車で行けないよ・・・。」
ジャ 「ばーか何いってんの。タクシーよ。俺が出すから。40分で来い!いや30分!!」
のび 「・・・はぁ?無理だよ・・・。と、とりあえずまた後で電話するから・・」
・・・・やばいやばいやばいどうしよう。 とは思ったが、この時はまだ事の深刻さ、迫り来る長い夜に気づいていなかった。"本気じゃないだろう"と高をくくり、暢気に入浴。バスタブに頭まで沈んだ後、ビールを一本。気が大きくなる。
"いいや、携帯切って寝ちゃお"。と手にとると、着歴7件。恐る恐る留守電を聞く。
予想通りオレさまリサイタルへの出席要請が続く中、5件目以降、違う声が。後輩だ。
はち、がつ、なな、にち。ごぜん、れい、じ、にじゅう、はち、ふん、6件です。
「あー、出木杉っす、すみません夜分に。でも、ジャイアンさん大変っす。暴れてます」
・・・7件目。「すみませんすみませんほんと。でも、今スネオが鼻折られました!鼻血とまりません。マジで来て下さい。のび太と腕相撲するまで暴れるって言ってます!」
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一瞬耳を疑ったが、いや、間違いない。このジャイアン、元プロスポーツ選手。現在も、ほぼ毎日ジム通い、かなり真剣にキックボクシングやってる。「軽くやばい
」男。
以前、飲んだ席でムエタイの相手をさせられた。翌朝目覚めると、嫁入り前の左腕(彼の利き足側)は、ガードのためアザだらけになっていた!今日は、腕相撲か・・・。
・・・・・容赦なく8件目「のびた、サン、のびたさん!!ほんと、あぁ痛いっすイタイっス勘弁し・・・うがうぎゃおえひでぶ・・・」・・・ものすごい騒音と共に、電話は切れた。
わかった。わかったよ。行きゃいいんだろ。行けば。・・・ありえない展開。
やむを得ず着替え、深夜1時過ぎ、しょんぼりタクシーに乗る。「すみません、西麻布交差点まで」。「スミマセンが、カナリ急いでください」。移動中も、15分おきにジャイアンから電話。GPS並の精度で現在地を言わされ、飛ばせ煽れと強要される。
45分後。西麻布の交差点に仁王立ちするジャイアンと、半ベソの出木杉(ダーツの的にされたらしい)。のび太はヘッドロックされ、担がれるようにバーに連れ込まれる。
スタートからアクセル全開。バーのスタッフも入れて5人。テキーラショット勝負大会。泣きはなし。ノリは完全、仁義の世界。(なぜかジャイアンはサングラスを着用開始。)
ジャ 「真剣勝負だから。上半身裸!みんな脱げ!」・・・みんな脱ぐ。
ジャ 「・・・おまえ何やってんだよ。お前もだよ!」
のび 「え・・?えぇ??じ、自分っすか??」
そう。偶然これまた不運にも、紐が見えそうだったので、下着の代わりに水着
だった。
知ってか知らずしてか、有無を言わさず脱がされる。いや、むしろ幸運だったかも。水着じゃなくても、脱がされていたに違いない状況。
以降、ジーンズ&水着の三十路女が@深夜西麻布、クエルボと焼酎飲み大会。途中、「出木杉の頭を、思いっきり引っぱたけ」などという司令で小休止。追って腕相撲と取っ組み合い(グランド系)に格闘し、長い夜は終わった。すっかり明るくなっていた。
全員、前後不覚(一名痛さに無言でリタイヤするものあり)で、タクシー帰宅。
怒涛のような悪夢のような6時間。のび太の長い夜は、終わった。滅茶苦茶だ。
こんなことに、往復4万をかける価値があったのだろうか・・・?否。
それでも、次回もきっとまた断れないに違いない・・・…
もう一回、これをやっておいたほうが良いかも↓
http://www.f3.dion.ne.jp/~ykurata/smi/sm.htm
(依然変化無く、M88でした)