先週、また新創刊の雑誌が1冊、オフィスに届いた。
「美人百花」 角川春樹事務所 8/27創刊だったようだ。
季刊から月間誌となったわけで。これはGLAMOUROUS などと同じパターン。
コンセプトは、「コンサバより若くて華やか、ギャルより可愛くてリッチ!
25歳からのバラ色のおしゃれ人生をフィーチャー!美人百花10号は、8月27日発売。お楽しみに!」 しかしこれまた、ビミョーな雑誌である。
今年は、いわゆるF3世代。25歳~30代のシングル女子をターゲットとした雑誌の創刊が続く。 Gritter (トランスメディア)、PINKY (集英社)、Nikita、glamourous、NYLON ・・・。 でもその傍ら。廃刊になる雑誌も多い。
売れているのは、いわゆる 「えげつない」 雑誌だと思う。
えげつない = わかりやすい からだ。
いい例が、"LEON " "NIKITA " の、主婦の友 社 双璧。
今までは、30代後半~のオヤジが、「若い婦女にモテたい」とあからさまに発言することは、みっともないことだった。30代の女子が、「若い子に負けたくない」と思うことも同様。それを、雑誌のメインテーマに掲げる。人の欲望、本能をストレートに表現したから、売れている。しかも、"素敵な奥さん"と同じ出版社だから、また面白い。売れ証拠に、月を追うごとにパブは増え、両誌ともに、どんどん分厚く膨れ上がる。
また、グラマラスもいい味を出している。(好きじゃないけど)
昨今、「セレブ」という言葉が、一人歩きしている。一昔前の、「玉の輿」という直接的かつ、えげつない女性の上昇志向をオブラートに包んだ言葉だ。しかしこの雑誌は、「世界を股にかける、玉の輿合コン」という記事を、大々的にフィーチャー。「お金持ちな男性をGetする。そのためには、国籍も問わない」という、なんともシンプルで割り切った話である。要するに、ターゲットは後藤久美子さんではなく、武田久美子さんか。
ファッションも、センスは微妙、露出は最大。女性である事を極限までアピール。ま、一言で言うとお下品で、普通のオフィスなら、苦々しい顔をされるタイプだ。
話は少し逸れたが、この新創刊の「美人百花」。どんな人をターゲットとし、何が言いたいのかよく分からない。今の時代、「わかりやすい」が最大の売れポイント。テーマのボケたものは、何でも売れない。
美人追求系の雑誌となると、コスメ系か。 現在は"美的 "大先生と"VOCE "教授 が2大双璧。ここに食い込むのは、容易ではない。
メイクも、新製品のフューチャー。パブか?タイアップか??読モを多用するスタイル。ファッションも、「大人になっても、ミニスカ&ブーツ」。限りなく、コンサバ<お下品なカジュアル。"Ray""Vivi""scawa"あたりと同路線か?
要するに男に媚びた合コンファッションにしか見えない。
創刊号というのは、どの雑誌でも気合を入れて作るものであるはずだ。
それが、ややお粗末に見えるのは、ちょいと先行きに不安を感じる。
やや辛口なコメントとなってしまったが、選ぶ雑誌のオプションが増えるのは楽しい事であり。ほぼ全ての女性誌が日々オフィスに届く環境からすると、「もっと面白い雑誌はないかのう」、と思う三十路女でありました。
ビバ。美人。
