みなさまにとって、「美人の基準」って、何でしょう?
お顔立ちやボディバランスは、もちろん分かりやすい基準だと思います。
でも、私が思うのは、自分に手をかけ、慈しんでいて、品のよさを感じること。
分かりやすいところでは・・・
お肌が綺麗であることと、髪が綺麗であること。目が綺麗であること。
ベルベットのような、陶器のようなすべらかなお肌。つややかな髪。
キラキラとした瞳、澄んだ目。豊かな知識。上滑りでなく、滲み出る、自信。
時代や他人を迎合し過ぎず、体やお顔に、意思を感じる人。
そして、ほのかに、自分らしいかおりの漂うひと・・・・・
五官 HAPTIC気持ちは誤魔化せても、形而上下に受ける感覚は、コントロールできない。
食べ物の嗜好、好きな絵、好きなにおい、好きな男。いずれも、同じ。
鼻の利くわたしにとって、香りは記憶に残りやすい。大切なファクター。
彼の服装は想い出せないけれど。彼の纏ったフレグランスは、容易に想い出せる。同じ香りとすれ違うと、FlashBack。ふと足を止め振り返らずにはいられない。
彼の帽子、マフラー、ニット。それを抱きしめ、彼の香りにつつまれると・・・
まるで、一緒に寝ているような感覚に陥り、幸せな気持ちになる。
嗅覚は、視覚より多くのものを受容できない。その分、個々は五官に近く触れ、とどまる。そして、その人の趣向が色濃く出るものだと思うのです。
私には、もうずっと何年も 「MasterPiece」 になっているフレグランスがあります。
大学の頃から使い始め、当時勤務していた会社の後輩には、
「蓮でしょうか・・・?この香りがすると、gluさんだな、と思って振り返ります」
と言われたほど、体に馴染んでいるかおり。どこか旅先の空港で、ふと手にとり。偶然に出会った。軽くて邪魔にならず、どのノート(香調)も好み。すんなりとわたしに入り込み、しっくりと馴染んでいる。
そして、人とかぶらない。同じかおりの人に、滅多に出会わない。
飽きることなく長い時を共にし、いつしか 「わたしの一部」 になった。
だから、人に言われる。
ふと、微かにこのかおりを感じると、必ずや、あなたを想いだすと。
ある意味、マーキングとなっているのか。
どんなに美しい人も、通り過ぎると風となり、イメージだけしか残らない。
鮮明に顔の造作、ディテールを想い出すことは難しい。
視覚は、休むことなく、常に多くの情報を取り込み続けているからだ。
かおりは、距離に反比例して感じる。近づくほど強く、離れるほど微かに。
だから、感じ得ることのできた相手のかおりは、記憶に深く根差すのだろう。
実際に私と接し、互いの距離を縮めた人だけが、わたしのかおりを知り得る。
私が立ち去った後も、においだけは暫しそこに留まり、記憶を鮮明に彩る。
だからまた、わたしは気になる男性のかおりを、そっと嗅ぐ。
肌に、服に、つと鼻腔を寄せ。その人のかおりに包まれ、記憶に刷り込む。
そして、それが心地よいものになった時。記憶の芯が、その人を忘れない。
かおりは立ち過ぎても、弱すぎても、「美しい」 印象は残らない。
そんな儚く、目に見えないからこそ、私は 「かおり」 にこだわり続けるのだろう。
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最近はそのステディなかおりを軸に、3-4種類ほどのフレグランスを、TPOや気分、服装で使い分けしている。いずれも 「わたしのかおり」 にしたいので、ポピュラーなものや、しっくりこないものは選ばないし、増やすこともしない。
ただ、一人の時間も含め、気分を高揚させたり鎮めたり、女性らしい気持ちになったり、爽やかな瑞々しい気持ちになったり。「かおり」 はわたしにとって、自分を演出するのに、とても大切なファクター。
みなさまにとっての、「におい」 や 「かおり」 って、どんなものですか?
また、お勧めのorお気に入りのフレグランスや、「こんなかおりにクラっと来る」 と言うものがあれば、ぜひぜひ教えてくださいませ。
