ライチ味 | let it be

ライチ味

付き合うってどういうことなのか未だによくわからない。
大好きな人だから,彼のすべてを知りたいし,わたしのことを知ってほしい。
離れてても,彼に愛されてるって感じてたい。
中学時代は,自分に全く自信がなくて,人と関わることすら避けてた気がする。
ケド,気になる人はずっといた。
高校生になって,彼を好きになった。自分に少し自信がついたからかなぁ。
全く知らない関係から,ちょっとメールするようになった。メールが来なかったり,素っ気なかったりするとショックで自分の部屋でひとりぼっちで泣いてた。毎日彼の事しか頭に無くて,ほかに何も要らないって思ってた。
ゆかりの事好きになってくれたと思ってた。

ほかに好きな人がいる

そう言われたとき,頭の中が真っ白になったこと。
今でもはっきりと覚えてる。涙が止まらなくて。
彼を想って過ごした毎日。真冬の夕方すれ違って涙が溢れたこと。
デスノートの話をしたこと。
勉強を教えてもらったこと。
テスト前でも毎日メールが絶えなかったこと。
数学の授業中にメールが来たこと。
毎週日曜と水曜の1時頃にメールをしたこと。
彼からのメールを毎晩寝ないで待ってたこと。
辛くて何度も彼を諦めようとしたこと。
たくさん友達に相談したこと。

ゆかりにとっては忘れられない思い出がたくさんある。
初めてだった。本気で人を好きになったのは。

何も要らない。ただ隣にいさせてほしい。

こんな気持ち。大切にしてた想い。

彼を忘れようとして,ほかの人を受け入れようとした時もあった。
ケド,心は満たされなくて。
比べてばかりいた。

今思うと彼は憧れだった。
彼の考え方が好きで,話し方が好きで,尊敬してた。
どうしてもほしかった。
彼の気持ち。

ケド,ほかの人に向いてる。
近づくことさえできなかった。

そんなわたしでも半年経った今,前に進もうって思えるようになった。

未だに彼が大好き。

そんな自分を否定しないで,彼を大好きな自分もまるごと受け入れてあげたい。
彼への気持ちは消せないから。

自分に正直に,素直にいたい。