先ほどネットニュースを目にしました。
こちら→★
目黒の結愛ちゃん虐待死事件で、
母親に実刑判決が下ったとの事。
8年だそうです。
この刑が重いのか、軽いのか
きっと様々な意見があると思います。
夫のDVの支配下にあり、正常な判断ができなかった、
と主張していた母親側。
でも裁判長は
「大好きな母親からも極端な食事制限を受けて
亡くなっており、結愛ちゃんの感じた苦しみ、
悲しみ、絶望感は察するに余りある」
として8年という実刑判決を下したそうです。
確かに。
何度も流れる5歳の女の子の悲痛な叫びに
心が痛くなりました。
何度見ても泣けました。
どうして? なんとかならなかったの?
と思いました。
児相の不手際を責めたくなる人達の気持ちもわかる。
児相もこうなることがわかっていれば、
もっと違うアプローチをしていたと思います。
でも、その時は、ここまでの事は予想しなかったはず。
だって、想像を絶する事だから。
この事件が最初に報道された時、
私は「一歩間違えば私も・・・」と思いました。
元夫は子供に暴言を吐く人でした。
「言ってわからないなら叩くしかない」と本気で思っていました。
そもそも、「言ってわかる乳幼児」がいたらビックリです。
でも、元夫はまだ上の子が赤ちゃんの頃、自分の機嫌が悪いと
泣き声をあげる上の子に
「うるさいっ 黙れ!」
と怒鳴っていました。
まだ幼稚園に入る前の子供が、食事の時にものをこぼす、
とイライラし、「次にこぼしたら取り上げろ」と真顔で
言った事もありました。
そんな中。
今もはっきりその時の光景が隅々まで目に浮かぶ記憶が
あります。
下の子がピアノの椅子の上に立ち上がった事がありました。
元夫は子供の行動を厳しく規制する人で、
彼の中で椅子の上に立つ、は禁止行為だったと思います。
私は自分自身が自由に育てられてきたので、
別にピアノの椅子の上に立つくらい、いいんじゃないの?
と思っていました。
多分、一緒にいる時間が長い私の考えが、子供達には
伝わっていたんだと思います。
まさかそんな事で怒られると思っていなかったのでしょう。
たまたまリビングに来た元夫が、椅子の上に立っている
下の子に向かって
「何やってるんだ! さっさと降りろ!」
と怒鳴りました。
下の子は一瞬固まりましたが・・・
「なんで?」
と元夫に聞きました。
命令にすぐに従わず、疑問をぶつける。
これ、元夫には絶対やってはいけない行動でしたが、
下の子は基本、殆ど元夫と関わりのない生活をしていたので
知らなかったと思います。
ごく自然に「なんで?」と聞いただけなのですが・・・
つかつかと下の子に近寄った元夫、
いきなり、下の子を押して、椅子から落としました。
落ちた所にテーブルがあり、下の子は頭を打ちました。
元夫は号泣する下の子をしばらく見降ろして、一言
「危ないからだ」
と言って、自室に戻っていきました。
泣きながら立ち上がった下の子が、ぶつけた所を
抑えている手の隙間から、出血が確認でき、
病院に連れて行って・・・結果、頭を3針縫いました。
この時私は病院で
「椅子から落ちて頭をぶちました」と説明。
「父親に押されて」という部分は隠しました。
虐待に加担していたんです。
一歩間違えば、下の子がどうなっていたかわかりません。
でも私は、この時は、元夫の行為が虐待であることも、
私自身がそれに加担している事にも全く気がついていなかったんです。
本当に恐ろしい。
記憶にある中で一番、大きな出来事がこれです。
でも、日常の中で、元夫の虐待を見ないようにしたり、
私自身がそれに加担していた事もありました。
ここで口出ししたら、私がひどい目にあう。
あとで子供の事はフォローしよう、そう思って
意味もなく元夫に怒鳴りまくられている上の子を
助けなかった事もありました。
おかげで上の子は元夫の帰宅する音で過呼吸に
なったり、一緒に暮らしていた後半はずっと
原因不明の蕁麻疹に悩まされていたというのに。
子供達には謝っても謝り切れません。
でも、あの頃も今も、大切な大切な存在で、
子供優先で生活しよう、といつも思っています。
子供達が幸せであること。
それが私の望みです。
モラハラDV男に支配されていると
いろいろなセンサーが壊れてしまいます。
少しずつ、度合いがひどくなっていくので、
「これくらいなら」と思ってしまったりします。
もちろん、傷つくし、恐怖は感じるけれど、
この間よりはマシ、とか
よくある事、とか。
昨日は確かに最上級だった事が、
翌日には、もう「あ、これなら昨日と同じ、耐えられる」
になってしまう。
今になって思うと、理由もなく怒鳴られるだけで
充分おかしなことなのに。
生活費ももらわず、親の介護を押し付けられ、
家事育児を全て担って、仕事にも行っているのに
「猿以下」と怒鳴られ、真夜中に「5分後に飯食うぞ!」と
叩き起こされ、何か反論しようものなら、
「手が滑った」とお皿が飛んできたり、水をかけられる。
そんな生活、ありえない事くらい、すぐにわかるのに。
あの頃は、ただ、耐える方法だけを考えていた。
8年。
結愛ちゃんの母親は多分、この先ずっと苦しむ事になると
思います。8年は、どこで過ごすか、という区切りにすぎなくて。
刑期を終えても、結愛ちゃんがいない現実をずっと背負う。
後悔してもしきれない思いをずっと抱いていく。
きっとそうであろうと思うし、そうでなくてはいけないと思います。
けれど。
父親のほうは・・・どうなんでしょうか。
刑が執行され、彼の本質が変わる事があるのでしょうか。
本当に本当に、悔い改め、結愛ちゃんの悲痛な思いを
理解する事が出来る日がくるのでしょうか。
来てくれるといいけれど。
モラハラやDVの支配は実際に経験してみないと
わからないと思います。
家庭の中にいては、それがモラハラ、DVであると
気付かない事も多いかも。
だからこそ、誰かに話してほしいと思います。
そして、それを聞いた人は
「よくある事だよ~」と一笑に付すのではなく、
ちゃんと受け止めてあげてほしい。
虐待を受ける子供はもちろん、虐待を受ける大人も
いなくなりますように。
当たり前だけれど、そう願ってやみません。