私だけの肌MBTI:16種類のバウマン肌タイプ
 

 

皮膚科専門医のレスリー・バウマン博士が提唱した
16種類の肌タイプは、単なる流行ではなく、
科学的根拠に基づいた“肌の地図”のようなものです。

単純に「脂性肌」「乾燥肌」と分けるのは、
もう少し古い考え方かもしれません…。

MBTIのように、自分の肌の強みと弱みを
4つの指標で分類するのがポイントです。

今回は、肌バリアとマイクロバイオームの視点から、
一見複雑に見えるこの肌タイプを
わかりやすく解説していきます。

 

4つの指標で完成する肌MBTI

 

 

 

1.脂性タイプ(Oily/Oタイプ)

「皮脂分泌が活発なタイプ」

 

 

2.乾燥タイプ(Dry/Dタイプ)

「水分・油分の両方が不足しているタイプ」

 

 

自分の肌コードが教えてくれる成分との相性

スキンケアは、単純に
「脂性肌だから皮脂を抑える」
「乾燥肌だから保湿する」
というだけでは十分ではありません。

同じ脂性肌でも敏感なタイプがあり、
同じ乾燥肌でも色素沈着やシワの悩みを伴う場合があります。

バウマン肌タイプは、
油分量・敏感度・色素傾向・シワのリスクなど、
複数の基準から肌状態を細かく理解するための分類です。

たとえば OSNTタイプは、
脂性で敏感ではあるものの、
色素やシワの悩みは比較的少ないタイプです。

このような肌には皮脂コントロールが必要ですが、
強いアルコール成分や刺激の強い製品を
無理に使用することは避けたほうがよいでしょう。

むしろ、弱酸性の洗顔料を使用して
肌バリアとマイクロバイオームのバランスを守りながら、
炎症反応を抑える方向のケアが適している場合があります。

また、肌が敏感な状態で
高濃度レチノールや強いピーリング成分を急に使用すると、
肌バリアがさらに弱くなる可能性があるため注意が必要です。

一方で DSPWタイプは、
乾燥しやすく敏感で、
さらに色素やシワの悩みも伴いやすいタイプです。

この場合は、単なる美白ケアやエイジングケアよりも、
まず肌バリアを安定させることが大切です。

セラミド・脂肪酸・コレステロールなど、
肌バリアの回復をサポートする成分をベースにし、
その後、比較的刺激の少ないナイアシンアミドなどで
ゆっくり肌トーンを整えていくのが望ましい方法です。

大切なのは、
「人気だから」「口コミが良いから」という理由だけで選ぶのではなく、
自分の肌タイプと現在の肌コンディションに合った成分を選ぶことです。

他の人には合う製品が、
自分には刺激になったり、効果を感じにくかったりする理由も、
この肌タイプの違いから始まることがあります。


マイクロバイオームと肌バリアのバランス

バウマン肌タイプを理解するうえで重要なのは、
自分の肌がどれだけ安定していて、
どれだけ回復力を持っているかを知ることです。

肌バリアが比較的しっかりしている抵抗性肌は、
機能性成分を比較的受け入れやすい傾向があります。

一方、敏感性肌は、
わずかな刺激でも赤み・ヒリつき・乾燥感が出やすいことがあります。

特に肌の表面には、
さまざまな微生物がバランスを保ちながら存在しており、
これを肌のマイクロバイオームと呼びます。

マイクロバイオームのバランスが崩れると、
肌バリアが弱まり、
肌トラブルや炎症反応が繰り返されやすくなることがあります。

そのため、健康的なスキンケアは
良い成分をたくさん重ねることではなく、
肌バリアとマイクロバイオームが安定して保たれるように、
刺激を減らし、肌状態に合った製品を選ぶことから始まります。

最近、使用している化粧品が合わないと感じたり、
肌が頻繁に敏感になる場合は、
まず自分の肌タイプを確認してみることが大切です。

皮膚科では、肌タイプ・肌バリアの状態・色素悩み・弾力低下の程度などを
総合的に確認し、
一人ひとりに合ったスキンケアや施術の方向性をご案内することができます。

自分の肌が送っているサインを正しく読み取ること。
それが、効果的な肌管理の第一歩です。