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死産に関するブログです。

閲覧は自己責任でお願いいたします。

※このブログは2018年4月末、18週2日で初産で死産をしたことの記録をするものです。
はじめての方はこちらの記事をご覧ください。

 

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※全ての記事に心情の付記がありますこと、あらかじめご了承ください。

 

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◆18週1日◆

 

朝、ラミナリアによる鈍痛はあまりなかった。膨張しきったのだろう。

朝食も昼食も、悪阻がなくなることはやはりまだなかったが、少しずつ唇や舌に付ける程度に一口ずつ料理を口に運び、レイに話しかけた。

 

「レイちゃん、レイちゃん。おいしいね、レイちゃん」

 

名を呼ぶ度に、後悔と悲しみと涙と、何よりも大きな愛が溢れていく。

どうして。何で、何で、何で。

そして自分を責める。

あまり記憶が残っていない。心の防衛反応というやつなのだろうが、もっとしっかり覚えていたかったな。短くても辛くても悲しくても、レイと過ごせた時間なのだから。

 

 

14時頃、昨日と同様にナースコールで1階に来るように指示があった。またラミナリアを入れるのだろう。恐怖と不安、そして刻一刻と近づいてくるレイとのお別れに足が竦んだ。

それでも処置をした。

当然だが今日も両手両足を拘束され、目隠しをされている。

 

前日に挿入したラミナリアを抜く時が、入れる時の数倍痛くてやはり声が出てしまった。昨日のような絶叫をすると「うるさい!黙れ!」などと言われてしまうのは分かっていたから頑張ったけど、それでも我慢できないほどの痛みだった。

1本、2本……と挿入していく。昨日は16本入れた。最後は何本まで入れるのだろう?

全く説明はなかった。不安と痛みで唸りながら、荒く呼吸をする。

21本目辺りからかなりきつくて唸り声が喚き声に変わっていく。必死に我慢して、26本で終わった。

昨日よりも本数が多いから、やはり痛みは大きい。看護師さんに付き添われて、ふらふらで個室に帰った。

これを明日抜いたら、いよいよ誘発剤を入れて分娩だ。

悲しいとか寂しいとか、そんな簡単な言葉では表せない複雑な気持ちのまま、一人ベッドの上で腹痛に喘いだ。

 

 

 

夫も私も、あるところでは冷静な面も一応あって、最期にレイとどう過ごすか、何をしてあげるか、と話し合っていた。

検索魔になっていて、私はこういうことになって初めて「グリーフケア」という言葉を知った。身近な人が亡くなった時の遺族へのケアのことを言うそうだ。

グリーフケアをはじめ、死産・流産をした時、具体的に何をすればいいかというだけではなく、その時の気持ちにも寄り添ってくれるサイトがあり、私はかなりお世話になりましたので紹介させて頂きます。

 

ポコズママの会

 

検索すると上位にくるので知っている方も多いと思いますが、本当にお世話になっています。今も見ています。

 

このサイトも含めて赤ちゃんとのお別れの時に出来ることを調べて、何ができるか夫と話しました。

18wのなので身体は小さいけれど、お洋服を買ってあげたくて、近くの西松屋で買ってきてもらいました。

手形や足型は難しいだろうけど、一応色紙も用意して。

へその緒も欲しい。

母子手帳に身長や体重などを記録してほしい。

そして、生まれたら三人で過ごしたい。少しでもいいから。

抱っこしてあげたい。

出来る限り話しかけてあげたい。

等々、病院側にお願いを箇条書きして、事前に渡しました。

(――結果的に言えば、このお願いは半分もかなえてもらえませんでしたが……)

 

そして私にはもう一つ、願いがありました。

 

『レイに空を見せてあげたい』

 

重症妊娠悪阻でほとんど臥せって過ごした私は、空を見ることすらほとんどできなかった。

だからレイもあまり空を見る機会がなかった。

なので夫に空の写真を撮って送って欲しいとお願いしました。

夫はあまり写真を撮る習慣のない人だけど、一生懸命撮ってくれて、レイって本当に愛されてるなあって、泣けてしまった。

 

 

写真を撮ってきて、と連絡するまでは曇り空でしたが、撮りはじめたら晴れてきたそうです。

レイ、晴れ男なんですw

大事なことがある時はいつでも晴れ。レイちゃんすごいなあ。

 

主人が病院に来て、レイとの最後の晩御飯。

食べ方は同じ。

添えものの塩が入れてあるカップが何故かトーマスで、何となく「もしかしたら男の子なのかもなあ~」なんて思った。(当たった!)

 

面会終了時間が来る。

夫は本当に後ろ髪を引かれる想いだっただろう。何度も何度もお腹を撫でてたくさん声を掛けてくれた。もちろん私も。

 

明日は分娩、つまり出産だ。

「レイちゃん、お母さん頑張るからね」

何度もお腹に話しかけた。

「レイちゃん、ありがとう。大好き」

何度も何度も伝えた。

夜は、深けていった。

 

 

つづく