グロービアはフェルガードの製造メーカーではありますが、認知症医療を少しでも良くしたいという願いを社員全員で共有し活動している会社でございます。
今後、グロービアの活動報告を皆様にこのブログでご報告させて頂きたいと思っております。
 
まず最初に、グロービアという会社をどのような経緯で設立したのかを私(村瀬仁章)からご報告させて頂きます。
私は、1991年に三井物産に入社することから社会人人生がスタート致しました。
1993年からの2年間はインドネシア大学への留学等がありましたが、2002年に退社するまで一貫して食料部門で働いておりました。
そして、三井物産を退社する5年ほど前から社内でサプリメントを担当していました。
私は、その間に様々なサプリメントを扱い、自らQVCに出演して販売するなど販売方法も様々チャレンジしてまいりました。
当時我が国は高齢化社会を迎えつつあったためサプリメントの需要は高く、非常にやりがいのある生活をさせて頂いておりました。
しかしそのような生活を続けているうちに私の中でだんだんとある疑問が湧きあがってまいりました。
「消費者の方は食品とはいえ、ある程度効果効能的なものを期待して購入している。果たしてその要望にきちんと応えられるバックデータを持っている製品はいくつあるのだろう。」
このような疑問を抱え始めた頃に、私はサプリメントの担当から外れることになりました。
そのまま三井物産に残るのも非常に魅力的な選択ではあったのですが、その疑問に応える製品を自分で会社を起こして挑戦してみたいという欲望を抑えられなくなっておりました。
そこで上司に相談したのですが、当然ながら当初は反対されましたが、私の意志が固いと見るや個人のお金を出資してくれました。
他にも三井物産の先輩や取引先にも出資をお願いすることができ、私は2002年末に三井物産を退社し、2003年2月に念願の自分の会社(グロービア)を設立しました。
しかし当然ながら自分の意志に沿ったサプリメントなどすぐに見つかるはずもありません。
とはいえ会社を立ち上げてしまった以上、背に腹は代えられませんので、売れそうな様々なものに手を出してしまいました。
サプリメント以外のものにも手を出してしまいました。
このようなものは短期的には利益が出ても、真にお客様の要望に応えられるものではないため、結局大量に返品されたり、長い目で見れば損することが多くなってしまいました。
 
 私はここで大いに反省致しました。
「私の人生は何か大きな過ちを犯しているのではないか、こんな生活をするために会社を辞めたのだろうか。」
「このような生活を続けるくらいなら、じっくりと自分の意志に沿う製品に出会えるまで腰を据えて探していこう。」
このようにして心を入れ替えました。
 
それからしばらくして、韓国のアルツハイマーのデータのあるサプリメントの日本での販売の話が知人を通じてありました。
早速、韓国の既に代理店になっている方をご紹介頂きお話を伺ったところ、日本で新たに製品化をしてくれる会社を探しているとのことでした。
韓国のデータは既にあり、日本の有名な病院でも少人数ではありましたが、試作品で効果を確認できましたので引き受けることに致しました。
 
その後、きちんとヒト試験をしようということになり、韓国の会社及び代理店の方と私で、2007年から9つの医療機関に参加して頂いて143人の方に臨床試験を行いました。
しかしその後、韓国の会社及び代理店の方と誤解や意見の相違もあり、その製品は韓国の会社とその代理店の方で製造販売することになりました。
当時の私にとってやっと当初の目標だったものと出会えたと感激ひとしおでこの製品に取り組んでおりましたので、韓国の会社と分かれたことは残念至極で慙愧の念に堪えませんでしたが
今になって考えれば、配合を変えたフェルガードを作れたのも韓国の会社と分かれたお蔭ですし必然だったと思っております。
 
その後、多くの医師の先生方のアドバイスを頂戴しながら独自に配合調整したフェルガードを製造し今に至っており、
 独自にフェルガードを製造した時こそが、真のグロービア元年だと思っております。
 
長くなりましたが、これがグロービアの設立に関する経緯でございます。
私は、社員に対して毎日のように「お客様の信頼に応えられるようデータを集めよう」、「認知症医療を良くするために我々しかできないことをしていこう」、と話しております。