僕は地球儀を置いて、あわてて手伝った。霜月はとてもてきぱきしていて、僕が二枚拾って、三枚目を拾おうとした時、霜月はその他のプリントを全部拾い終えていた。そして、霜月は、
「鴨川さんと、森澤くんのがない。」とつぶやいて、辺りを見回した。僕は手元を見て、
「それなら、僕が拾ったよ。」と言った。僕の手にあったのは確かに鴨川と総司のプリントだった。僕はプリントを霜月に渡した。その時、僕はクールな霜月に天使のような笑顔をもらった。それと同時に、
「ありがとうございます。」という言葉も。僕はドキッとした。自分の体温が上がるのを感じた。僕は地球儀を持って、霜月はプリントを持って再び歩き出した。そして、僕はやっとの思いで口を開いた。僕は、
「霜月、さっきあんなに短い時間でどうやって誰のプリントがないと分かったの?」ときいた。僕は女子と話しをするのがこんなに大変で緊張すると感じたのがこれが初めてだった。霜月は、
「拾いながら、名前を覚えていきました。」とてれくさそうに笑った。僕は素直に
「記憶力いいね。」と言った。霜月は一瞬暗い顔したように見えた。しかし、僕は霜月の気に障るような事をいっていないし、してもいなかった。そして、いろいろ考え、「錯覚」という結論にたどりついた。
その後も、僕と霜月はいろんな話をした。毎回まいかい、僕はとても緊張して話しをしたが、とても楽しい時間となった。教室に着いた時には、昼食の時間が半分を過ぎていった。みんなの「おつかれ。」という言葉と共に、僕と霜月はあわてて口に昼食を運んだ。
まだ、誰もこれが恋の始まりとは知らずに・・・・・・
最後までありがとうございます。
第六話も楽しみにしてください。