R200のABS付きデフケースにファイナル5.1を組み込む | 車の何でも屋さん Gloss Factoryのすべてをさらけ出し!

車の何でも屋さん Gloss Factoryのすべてをさらけ出し!

板金塗装、カスタムペイント、チューニングなど車の何でも屋グロスファクトリーのことを何から何までさらけ出し!!
毎日更新するよー♪

R200デフにファイナル5.1を組み付けます






中古でゲットした4.1ファイナルのデフASSY



s15シルビアにつけるのでABS付きです






バラしは割愛😃



サクッとバラします







当然シールも交換なのでバラしておきます







LSDは車体に積んであるデフから外して移植しますので






車体からデフを下ろします







蓋を開けて








デフを取り出します







今回はLSD内部もバラして点検して問題があればオーバーホールとのことでしたので






バラしていきます


プラスビスで止まっていますが気をつけないとすぐ舐めてしまいますよー😃



デフケースには圧力がかけてあるのでプレスで軽く押しながらバラしてやります







ご開帳😃







内部のプレートを一枚一枚バラして







点検、洗浄します







特に問題ありませんね😃






サイドブランジが刺さるところに結構な傷がありますがここはサイドブランジがちゃんとささってガタがなければいけるのでバリだけとってこのままいきましょう






プレート類を元に戻して注油して組み付けます



写真のようにプレッシャープレートが入っていて普通に組み付けるとケースと蓋が若干の隙間があるようになります



これを無理やりプラスビスで締め込んで蓋をするとあっという間にプラスビスがダメになります



しっかりとプレスで押してやり






均等に締め付けます


LSDチェックが終わったら







本題の5.1ファイナルを組み付けます



5.1は中古ではほぼ出回っていないので新品で購入😃







LSDにリングギアを取り付けますがLSDのリングギアボルト取り付けネジ穴はM13、ファイナル5.1のリングギア取り付けネジはM12です


よくあるミスでM12のネジをそのまま取り付けてしまうパターン



LSDの穴が大きいので細いM12で取り付けるとしまいにリングギアがずれます



しかし1番怖いのは今回では起こりませんがM13のリングギアにM12のボルトで止めちゃうパターン



これはなんとなくネジが締まってしまうのですが確実に緩みますので走行中にボルトが外れて完全全損のブローになりますよー😅






今回のパターンはリングギアM12、LSDの穴がM13なのでニスモの変換ボルトを使用して取り付けます



LSDの穴にかかる部分だけがM13の太さになっていてネジはM12になってます😀



よくできておる😆


ネジロックを塗布して








しっかりと規定トルクで取り付けます






これでLSDへのリングギア取り付け完了です






お次はデフケースへベアリングレースを取り付けます



当然ベアリングは新品でベアリング本体とベアリングの受けのレースはセットで使います







デフケースにベアリングレースを圧入しますが






プレスでしっかり真っ直ぐ取り付けないと変形したり傷をつけたりしちゃいます



ハンマーで叩くなんてもってのほかですよー😅







ドライブギア通常アイスクリームにもベアリングを圧入します



この辺も同じようにプレスで丁寧に圧入しないとベアリングがすぐダメになります





アイスクリームをデフに取り付けます






プロペラシャフトが刺さる部分にもベアリングを取り付けてアイスクリーム側とペラシャ側のベアリングで挟み込むように取り付けます



当然この辺もプラスです



デフの組み付けはプレス機がないと話になりません😆



今回プレス機が新しくなってるのでめちゃ作業しやすい😊






LSDを組み付けます



今から何度もこの作業をしますが全て規定トルクで締め付けて全てプレスを使いながら何度も何度も同じ作業を繰り返すことになります







新品のファイナルを組み付けた際にはアイスクリームとリングギアの歯の当たり具合を調整する必要があります



ある程度の目安は新品のファイナルには書いてあるのですがあれれ?歯の先っちょちょろっとしか当たってません



とりあえず






バラしてベアリングなどを抜いていきます


適切なサイズのベアリングセパレーターを使わないとこれまたベアリングがすぐダメになりますよー







シムの厚みを変えて歯当たりを調整していきます






この部分に入ります


これの厚みを変えてドライブギアの炊き出し量を変えていくわけです







がしかし何度やっても先っぽしか当たらない






結局何回か組みましたが日産から発売されてる1番分厚いシムでも変わらない😢



なんかおかしいなーと







元に組んであった4.1のドライブギアの5.1のドライブギアの高さを比べるとこれだけ違う😢


色々調べるとネットの情報で5.1ファイナルはABS付きのケースには組めないよーって情報があったのですがシムが規定外になっちゃうからですかねー💦



と組めないものを組むのがうちなわけでドライブギアの高さの差を測ってそれに丁度合いそうなものはないかと探してたら





この鉄板


これ普通の鉄板じゃなくてチタン😁



絶妙にいい分厚さ!



これを使ってシムを作っちゃいます😁






日産のシムを元にけがいてある程度で切り出しますがチタンはめっちゃくちゃ硬い😅



バンドソーの歯が一瞬で切れなくなります😅



ある程度切れたら






旋盤で加工します😁



旋盤はやはりパワーとキレが違いますので







チタンでもバッチリ加工✨


チタンの板でこんな穴をリューターやベルトサンダーでは絶対加工したくないですからね😅






作ったチタンシムと日産のシムを重ねて






アイスクリームにベアリングを圧入!



また全て組み付けて歯当たりをみると







おおーめちゃいいやん!


やっと先が見えましたが



ただ今はバックラッシュを無視してある程度の目安を作っただけなので今度は







バックラッシュの調整も行って歯当たりを調整します



バックラッシュとはリングギアとドライブギアのガタで期待値が指定されています



これもよく手感触とかで適当に組む人や何も見ないで組む人もいてますが重要な要素です



またファイナルによってノーマルピッチ、ファインピッチとありそれによりクリアランスの値も変わってきます



うちはこの辺もしっかりと把握して組み付けますのでそのおかげが組み付けたデフがブローしたってお客様から報告を受けることはほぼないんですよねー😁



もちろん大パワーの車では駆動系が破壊されることは仕方ないことですがしっかりと組み付けることでそのリスクを最大限減らすことができると思っております😁



さてバックラッシュですが





これの調整はサイドベアリングについているシムの厚みで調整します



リングギアをドライブギアに押し付けるように調整するとバックラッシュは少なくなりますし逆にすれば多くなります


1/100単位での調整です



今回はドライブギアの突き出しが大きく変わってるので0.1ミリ単位で大きく変わりました






バックラッシュが期待値内に来たらまた歯当たりをチェックしてちょっと規定からはずれたのでバラします







これを歯当たりが出るまで永久に繰り返しますのでほんま重労働です😅



今回はイレギュラーもあり数十回は同じ作業を繰り返しています😅






当然手は抜かず毎回トルクレンチでの締め付けですよー😁








やっといい感じに😊



ホッとしました😅



がしかしまだ終わりません



今度は







プリロード調整というものがあります



プリロードとはドライブギアにはある程度の重さが必要になります


デフを下ろしてプロペラシャフトが付く部分のコンパニオンフランジを回したことがある方ならわかるかと思いますがちょっと重たさがあって回ると思います



ここの重たさも期待値があります


これの重たさは





このシムの厚みで調整します



デフはシムとの戦いでもあります笑



当然ここのシムをかえるのにはLSDをバラしてアイスクリームをプレスで抜いて


シムを変えて






またプレスで圧入してを繰り返します😅



ここで便利なのがこのプレス機で






コンパニオンフランジをある程度プレスで圧入するのですが






普通のプレス機はこんな感じで主軸が邪魔で入らんやんってプレス機あるあるでデフをずらしてフランジいれてまたセットしてってなるんですが







こんな感じで主軸を左右にハンドル一つで簡単にずらせるので楽ちん😊







コンパニオンフランジを軽く圧入して





フランジのボルトを締め付けます



フランジが回るのでうちでは周り止めの工具を製作してます😊



ここもまた難しくて締め付けてトルクはかなり広い範囲で指定されていてその範囲内のトルクで締め付けてプリロードの値が期待値内に入ればOKと言う感じでさ😃



今回は絶妙に外れていたのですが一段分厚いのを入れるとプリロードが緩くなり薄いのを入れると硬くなるので






オイルストーンでシムをシャコシャコ研いで調整しました😃



ほんま職人の味付けって感じですw



やっと期待値に入ったので






全て綺麗に洗浄します








エアーブローでゴミを飛ばしてから






シール類を






入れます






真っ直ぐ入れる必要がありますよー😃







当たり前の規定トルクで締め付けて







再度バックラッシュの確認






歯当たりの確認を行い






前側にもシールを取り付けます







シールを取り付けるのにもいい感じのジグが色々と必要になります





プレスで押して







ばっちり取り付けます



あとはコンパニオンフランジをプリロードが規定トルクになるように取り付けるのですが今までLSDが入って無い状態でのプリロードで調整してましたが最終はLSDが入ってる状態でのトータルプリロードで期待値内に入るようにナットを締め付けますがケースからLSDが突き出てるので







プレスに上手に固定して






ナットを締め付けます



がしかしこのナットはホイールナットの倍以上の締め付けなのでデフが入った状態での締め付けはなかなか大変ですがジグをプレスでうまいこと抑えて締め付けることで






カメラを持ちながら片手でもトルクかけれちゃいます😃



これで約200N😃



プリロードが期待値内に入るようにトルクをどんどん大きくしていき





トータルプリロードが期待値になったことを確認😃



これもプレス機の上でできちゃうので楽ちん😃



後は







サイドブランジなども






しっかりとクリーニングして






オイルはモティーズのM407を注油します








当店のオイルジャッキはグレードが混ざらないように各オイル専用のオイルジョッキを使っていますよ😊






最後に蓋をして規定トルクでボルトを締め付けて完成です😊



後はリフトが空き次第車に積んでいきますー😊