ついにボディ塗装です😁
マスキングが終わったボディ
塗装前にもしっかりと処理をしなければならないことがあります
まずは
脱脂
下磨きで専用の洗剤を使って徹底的に脱脂してますがさらにシリコンオフで脱脂していきます。
うちのシリコンオフは除電タイプのものを使っていて静電気が発生しにくいものです
そして
このタッククロスというガーゼに松ヤニを染み込ませたもので細かいゴミを拭きながら取り除きます
画面中央のような小さなゴミが付着してますので隅々まで拭き取ります
特に見逃しなのが
パネルとパネルの隙間
ここに結構ゴミが付着してしまいますので丁寧に吹き上げていきます
そしてさらに
イオンシャワーを発生するガンで
エアーブローしていきます
ゴミの元となるものは徹底的に排除していきます
いくらブースで塗ってもボディにゴミが付着した状態で塗っていては意味がありません
そして次に調色
大体のお客様は何かの車種の純正カラーを選ばれることが多いです。
例えば今回ならトヨタの8u1という色
出来上がった色が売っているわけではなく数種類の塗料を混ぜ合わせて調色します。
そのデータは各塗料メーカーからデータ化されて提供されています
それを正確に
0.1g単位で配合していきます。
適当に配合したり正確ではないハカリで調色してしまうとバンパーだけ色が違ったり、もし何かの事故で入庫した場合同じ色を作れなくなってしまいます😭
何種類も色を混ぜ合わせて出来上がった8u1です
これをガンに入れて塗装していきますが
ガンに入れる際にもストレーナーというフィルターを通してガンに入れます。
塗料の中にも小さなダマなどがあるのでそれを取り除くためです。
そしてようやく塗装
ムラなく8u1を塗ります
そして
ハイパークリアーで仕上げ!
クリアーにも
たくさん種類があって気温や湿度によって配合を変えます
特に今回のような4ドアで塗る範囲が大きいと配合をミスると仕上がりがカサカサになってしまったりします(;゜0゜)
ぐるっと1周回ってクリアーを塗るのでどうしても最初に塗ったところが乾いて来て最後に塗ったところが重なって肌が荒れたりしてしまいます
それを出来るだけ少なくするために気温で配合を変えたり
塗り方を工夫したりします。
そしてこちらが塗りたてホヤホヤの1分後
動画でもわかるように塗装の肌が均一なのがわかってもらえると思います😆
特にすべてのパネルが付いた状態でこのように仕上げるのはすごく難しく集中力が必要です!
今回もばっちし仕上がったかと思います😆