久しぶりに書きます。
某所から「遺書」(森喜朗)をいただいたので、感想を書きます。
東京五輪を成功させたいとの思いで書いたものであろうが、しかしながら、その思いは、ほとんど実現していない。
なぜなら、組織委員長はその任にないということを等々と述べていることに起因している。例えその任になくても、思いがある、成功させたいとするのであれば、さらにこうしなくてはならないということをいわなくてはならない。
読んでいて息苦しくなった。内容は、自己弁護であって、今まで色々言ってきた者への言い返しである。猪瀬知事、小池知事、さらに、週刊文春、週刊朝日。
中味の真偽は、当方の知るところではないので、何ともいえないが、言われたことには、反論しておこうということにしか意味が見いだすことができなかった。
そういう意味では「遺書」であったかもしれないが、少なくとも「東京五輪への覚悟」ではない。
結論は、この本で、何か新しい発見があったわけでもなく、今後の指針になるようなこともなく、楽しいものではなかった。