私は長女です。
小さい頃から、お姉ちゃんなんだからしっかりしなさい。
と言われながら育ってきた。

どうしてお姉ちゃんはしっかりしないといけないのか?
理不尽に思う事もあったけど、しっかりしていれば、親から怒られる事もないし、頼りされ、必要とされていた。
頼りにされ、必要とされる=愛されている、生きる価値がある。
生きていていい。

しっかり者マスクをしっかり被っているし、まぁ、もうマスクが馴染みすぎて、マスクかどうかもわからない事もしばしば。

この前、お仕事関係の事で、やらかし。
人からみたら、大した事じゃないんだけど、もう私の中では赤面もの。
あーどうしてこんな基本的な事間違えたんだぁ。
恥ずかしい。
自分が人に教える立場なのに、こんな事も忘れちゃうなんて。
勉強不足だぁ。
もっとしっかり勉強しないとってループに入っていた。

もうね。きっとそんなの誰も気にしてないよって事だけど、もう自分をジャッジしまくる。
そして落ち込む。

なぜこんなにこのループから抜け出せないのか。
あ、しっかり者マスクで自分を守っていたのに、マスクが役に立たなかったからだ。

しっかりしてない、こんな事も忘れてしまう、私はダメな看護師だ。みんなに必要とされなくなってしまう。頼られなくなってしまう。

まさしく、生存の危機。

そんな事で生きるか死ぬかになる?と思うけど、心の中では、もうそれくらいの事が知らず、知らずに起きている。

しっかり者で愛されてきたから、しっかり者じゃなきゃ、愛されない。生きる価値なし。

しかし、現実はそうじゃない。

うぉぉぉぉってなるけど、この認知を変えるのは今。

私はしっかり者じゃなくていい。
ありのままの私で愛される。
世界にはいいも悪いもない。
私は本当です。

まぁ、どのアファメーションも言いにくいったらない。
ゆっくり、焦らず、やっていく。

しっかり者マスク、馴染んでるあなた!
しっかり者じゃなくてもいいんですよぉ。
あなたも、私も。
わかってるんだけどね。
コツコツと。やりましょう。

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