窓の外は雪。
でも、部屋の中はあったかくて
ろうそくの灯に守られてるみたいで
すごく幸せな気分。
「映画、観る?」
すでにリモコンを手にした彼が聞いてくる。
「うん!」
果物の用意をしながら答える。
いちごたくさん、パイナップル、キウイ、オレンジ、
彼の苦手なバナナは少しだけにして、
あとはマシュマロに小さいクッキー。
お皿の上は宝石を散りばめたみたいになった。
フォンデュの器にもろうそくをつける。
映画は、この季節の定番「ショコラ」。
もう何度か一緒に観てるんだけど、
彼の好きな俳優さんが出ている
私の好きな監督さんの作品だし、
何回観ても幸せな気持ちになる。
またすっかり観入ってる彼が
口だけあけてきたので、
こっそりチョコバナナを入れてみる。
画面から目を離さないまま
それを食べた彼は、一瞬眉をしかめた。
すぐに隣でくすくす笑っている私に気付く。
「こら~! バナナ入れただろ!」
「だって気付かないんだもん(笑)」
「こうしてやる!」
彼はマシュマロをピックに刺すと
チョコをたっぷりと取って、
少しふーふーと冷ましてから
私の鼻の頭に塗りつけた。
「やーめてー!」
2人の攻防戦。
背が高くて力の強い彼に敵うはずがない。
「あそこの鏡見て」
「ひど~い!」
すぐに降参してしまった私の顔は
鼻だけでは済まず、
あちこちがチョコだらけだった。
「もう!」
ちょっと怒ったフリをしてみたら、
「ごめん」
急に真面目な顔で謝ってきた。
黙って近付いてくる端正な彼の顔。
これだけ一緒にいても慣れなくて、
近くで見るたびにいつもドキドキしてしまう…
そっと目をつぶった。
「おいしい♡」
「ばか…」
目を開けると、
彼の顔にもチョコがついていた。
「チョコついたー」
目を合わせて笑う。
「あぁ、かけたい
かけられたい
ちょこれーと… ふふっ」
「え?」
「なんでもな~い!」
「あとで一緒にお風呂入ろ?」
「…うん」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
いのおくん、ありがとうw
各自、自担に置き換えてどーぞ♡
でも、部屋の中はあったかくて
ろうそくの灯に守られてるみたいで
すごく幸せな気分。
「映画、観る?」
すでにリモコンを手にした彼が聞いてくる。
「うん!」
果物の用意をしながら答える。
いちごたくさん、パイナップル、キウイ、オレンジ、
彼の苦手なバナナは少しだけにして、
あとはマシュマロに小さいクッキー。
お皿の上は宝石を散りばめたみたいになった。
フォンデュの器にもろうそくをつける。
映画は、この季節の定番「ショコラ」。
もう何度か一緒に観てるんだけど、
彼の好きな俳優さんが出ている
私の好きな監督さんの作品だし、
何回観ても幸せな気持ちになる。
またすっかり観入ってる彼が
口だけあけてきたので、
こっそりチョコバナナを入れてみる。
画面から目を離さないまま
それを食べた彼は、一瞬眉をしかめた。
すぐに隣でくすくす笑っている私に気付く。
「こら~! バナナ入れただろ!」
「だって気付かないんだもん(笑)」
「こうしてやる!」
彼はマシュマロをピックに刺すと
チョコをたっぷりと取って、
少しふーふーと冷ましてから
私の鼻の頭に塗りつけた。
「やーめてー!」
2人の攻防戦。
背が高くて力の強い彼に敵うはずがない。
「あそこの鏡見て」
「ひど~い!」
すぐに降参してしまった私の顔は
鼻だけでは済まず、
あちこちがチョコだらけだった。
「もう!」
ちょっと怒ったフリをしてみたら、
「ごめん」
急に真面目な顔で謝ってきた。
黙って近付いてくる端正な彼の顔。
これだけ一緒にいても慣れなくて、
近くで見るたびにいつもドキドキしてしまう…
そっと目をつぶった。
「おいしい♡」
「ばか…」
目を開けると、
彼の顔にもチョコがついていた。
「チョコついたー」
目を合わせて笑う。
「あぁ、かけたい
かけられたい
ちょこれーと… ふふっ」
「え?」
「なんでもな~い!」
「あとで一緒にお風呂入ろ?」
「…うん」
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いのおくん、ありがとうw
各自、自担に置き換えてどーぞ♡