ちょっと長くなってしまいましたが、ちょっと運営の残念なレースを走ったのでそれもからめつつレース報告です。


びわ湖明け、実質今シーズン初レースとなるハーフに出てきました。
練習そのものは積めているものの、暑さにはまだ全く慣れていないので今日はその第一段階として練習も兼ねてのレースです。


予想通り最初から暑さに少しやられ気味で、上げたくてもペースが上がらない、そして風が強い。毎回給水を取りつつ体にかけつつ何とか走っておりました。


とはいえきついはきついんですが、とりあえずペースは落ちずに粘れる。動きは鈍い反面呼吸は落ち着いてるので、どこかで切り替えできたらいいなと思いながら中盤まで通過。
少し後ろにはスタートしてからずっと10秒差を保ったままのランナーが変わらず走っており、ここには抜かれないようにラストまでいこうと意識はしてました。


ところがここでアクシデント。周回遅れのランナーが給水所で立ちどまってしまい避けようとした自分が転倒しかける事に。
変に脚を踏ん張ってしまいしばらくペースがガタ落ち。ケガなどにはならなそうだけど、さすがにこれは抜かれる…と思い振り返ったところ

あれ、差が縮まってない。何秒か止まったのに?


…………まさか……



ここでタネ明かし。
このレース、1〜3位までに賞品が出るのと同時に8位と28位にも景品があるそうで、それをスタート前に公表しちゃってるんですよね。


冷静に数えてみれば自分は今7位。そして後ろの8位より後ろは2分以上離れてるので後方の順位変動の可能性はほぼなし。



……あー、なるほど。そういうことか。


つまりタイムもプライドも関係なく是が非でも8位を死守したいと。だからこちらが止まってもおそらく後ろで一緒に止まるかペースを落としたんでしょう。
そう思った瞬間自分はなぜか気持ちが楽になり、自分自身のペースがぐいっと上がりました。

レース側が宣言しちゃった以上そこを狙うのも作戦だろうし、代表を決める試合でも何でもないわけだから走る側の自由ですけどね。
でもその対象として見られて狙われている自分としては良い気分で無いのも事実。情けないなぁと思いつつ自分は(個人的には)そうはありたくないと思ったのでここから全力で逃げる事を選びました。


しかし世の中面白いものでさらにもう一つのドラマが。
前半に先頭集団を走っていたランナーがラスト5キロから一気にペースダウンしており、みるみるこちらとの差が詰まっている。

後ろを引き離すためにペースアップしたとはいえ、距離の詰まり方が驚くほど早い。
おいおいさっきまであんなに差が開いてたのに、余程飛ばしすぎて落ちたのか…とここでさらに頭をよぎる。


えー!まさかこの人も!?


いやさすがに考えすぎかと思いつつも、追い抜いた先の折り返しで確認したところ元の8位とすら僅差になりかけており、そこで理解しました。


まぁ自分は今6位だし、別に物欲は無いのでそのまま走りきればいいだけのこと。むしろこの争いに絡まなくて助かったと安堵して一気にスパートをかけられました。


ゴールした直後に恐る恐る8位争いを確認すると、そこではもはやジョギングペースでゆーっくりと並走する2人の姿が。
そうだよねぇ…ここまで来たらどっちも譲りたくないよねぇ…でも周回遅れのランナーよりペース落として争うのは見苦しい気もするんだけどなと眺めつつ、この不毛な戦いは決着を迎えたようです。


この場合一番悪いのは大会側、これに尽きます。こんな景品の設定したらそういう事が起こるのは明白だし、普通は飛び賞ってゴール後に発表するか簡単に計算できない順位で作るかするのが常識ですし。でなきゃ極端な話、3位を逃した4〜7位は頑張り損になるわけですから。


さらに「抜けば8位」ではなく「抜かれたら8位」という状況になったのも運が悪かった。どうするかは走る側の自由だし、お互いの作戦を責めるつもりもありません。

でも自分個人の意見を言えば、何か悲しいなと。ゴール目前のラストスパートをかける場面で、本来そこそこ力のある者同士がお互いさらにペースを落とし合う逆ラストスパートなんて光景は見たくなかったです。


自分がそこに関わらなくてよかったという気持ちで終えられたのが唯一の収穫かなと。
これから少しずつ暑さにも慣れて走力を上げていけたらと思います!