ダイアリーとアジェンダ | GLOG

ダイアリーとアジェンダ

社会人になった年の冬、ボーナスでヴィトンのダイアリーを買った。彼女とは遠距離恋愛だったし、元来僕は社交的ではないし、だから、週末のアジェンダが埋まることは少なかった。平日は仕事のこと以外は書いていないことが大半だった。スケジュールは基本的にパソコンやDBで管理しているから、考えてみるまでもなく、そもそもダイアリー自体が不要だったのかも知れない。先輩が使っているのを見てちょっと憧れていたときに小金がまとまって入ってきたから手を出したのだろう。


とはいえ、宝の持ち腐れは嫌なので、アジェンダだけは買うようにしている。それでも相変わらずそこには空白のスペースばかりが目立っている。手帳を見せてと言われたとしても、そこにある広大に見えるスペースこそさらすこともできないプライベートの証左のようで、少し物哀しい。


季節的に手帳が流行しているらしい。僕もまたそろそろアジェンダを買わなくてはいけない。

そして思うのだ。
ミレニアム以来のひとりの冬。
2006年こそは心機一転…、と。