一緒だった時間と一緒になる時間
断続的に細かい雨。
ドライブがてら晴れていれば夏の終わりの海と松島でも観に行こうかと約束していたのに、
僕はデジカメなんか取り出してきて、
彼女はお弁当を拵えようなんてして、
でも、それはかなうことなくて、きっと恨めし気な表情を浮かべながら僕は助手席にいた。
今日もまた脳裏には昨日と同じ問い掛けが穿つ巡る。
学生時代のバイトの人間関係は不思議だと思う。
数ヶ月しか同じ現場で仕事をしていなくだって、
数年後にこうやって会って話をして遊んでいる。
目が悪いからと言って運転席に座ればかける赤縁の眼鏡がかわいらしい。
これはヤバイと冷静さを取り戻せと煩悩を断ち切るべく必要以上に制御。
次は晴れると良いですね。
食べ物、何が好きですか?
お弁当をつくるから。
もう遠距離恋愛は嫌だから
無責任なことは言わない。
自意識過剰だろう。
それでも惚れっぽさを自覚して僕は恋に落ちそうだなんて想っているんだ。