従業員がやりがいを感じ、中長期的にスキルアップ取り組める組織とはどのような組織でしょうか?
その答えは、学生時代の自分自身の経験にあると思います。
中学・高校時代の体育の授業で毎年行われていた「スポーツテスト」。
その中に、「1500m走」「5分間走」という項目がありましたが、個人的に「どちらがより頑張れたか?」という質問をしたところ、80%ほどの方が「1500m走」を選ぶ傾向にありました。
その理由を聞くと、「1500mを頑張って走れば短い時間で終われる」という理由が大半を占めました。
一方、「5分間走」を選んだ方にその理由を聞くと、「5分間走れば終わるから」という理由が大半を占めました。
ここから見えることとして、人は「努力が結果に結びつきやすいものを好む」という傾向があるように思います。
もちろん、極論ではあるので一概には言えませんが、間違っても努力が報われるかどうかがわからない状況ではパフォーマンスを発揮しにくいということはあるかと思います。
例えば、部活のコーチが、「指示があるまで走り続けなさい」という指示をしたときに、どれくらいの力を発揮するでしょうか?
10分で終わるかもしれませんし、もしかしたら6時間走り続けさせられるかもしれませんので、精々20~30%くらいの力で走る方が大半だと思います。
これらを整理すると、
「1500m走」・・・頑張った分だけ早く終わる。
「5分間走」・・・頑張ろうがそうでなかろうが5分間走りづづければ終わる。
「終わりが見えないランニング」・・・いつまで走ったらいいか分からない。
といえると思います。
イメージではありますが、上記について全力を100%としたときに、走る上での力の出しやすさでいうと、
「1500m走」・・・90~120%
「5分間走」・・・80~110%
「終わりが見えないランニング」・・・20~30%
と言えるのではないでしょうか。
では、これを企業に話を戻すと、「終わりが見えないランニング」的なマネジメント・人事評価をしてしまっている組織が非常に多く、当然ですが従業員のパフォーマンスを十分引き出すことが出来ていないと言えます。
従業員のパフォーマンスを十分引き出すことができていない組織が、顧客を満足させるサービスを提供できるでしょうか?
出来たとしても、リピートを促進するレベルの高いサービスが提供できるでしょうか?
リピーターを増やし、収益向上を図る上で、サービス提供者である従業員のパフォーマンスを引き出すことは必須です。
そのためには、従業員が「なんのために働くのか?この企業で働くことで将来どうなれるか?そのために何をするべきか?」
など、目標設定や日々のマネジメント、納得感のある評価・給与への反映が必須になってくると言えます。
つまり、「どこまでやったら評価されるのかが明確」であることが必須なのです。
なぜなら、人は「努力が結果に結びつきやすいものを好む」という傾向があると言えるからです。
