間違えて更新したので再投稿。和室のリフォーム | ミニチュア制作 La Petite Fleuriste

間違えて更新したので再投稿。和室のリフォーム

書いている途中で更新してしまいました。

いいねを押してくださった方すみませんm(__)m



心身ともに疲労困憊で暫く更新ができずにおりました。

今月分の更新を纏めてするので、長い文になります。

 

今月に入って仕事を大体お休みして、

祖父の介護の関係で、築30年以上の家で物置部屋になっている2部屋の掃除や解体、修理をしたり介護の補助的なことを一日中しています。

リアルサイズの家のことは何も知らない素人で器用ではないので、DIYとしては参考にはならないかと思いますが、今月はミニチュアは何も作っていないのでその更新とします。
 
 
2階は長ら~く使っていなくて、スリムな人が数歩進めるかどうかの物の量でそれらが巨大な壁になっていました。
私が知る限りでは、中には高く売れるであろう骨董、古銭、着物などがあったのですが、某買取業者に依頼し、タダも同然で売ってしまっていました。
工業用のミシンも数台あったので、使いたかったので残念です。
部屋に残っているものは市場的に価値のない処分に困るものでした。
だから2階にある訳です^_^;
瀬戸物は1階と2階に合わせて45ℓゴミ袋換算で20袋以上ありました。
中には貴重なものがあったのかもしれません。
かたやいつか分かりませんが、博物館でも貴重と思われる御殿雛がゴミとして処分されていたことは残念に思いました。
ドールハウスのような家具や調度品付きの家で確か庭もあるタイプでした。
その中に入る人形たち、それとは別に代々伝わっていたらしい人形たちは供養されていました。
 
想い出の重みを感じたり、祖母のことを毎日振り返っても前に進まざるを得ない今を生きているのだと実感しています。
 大切な人を亡くすこと、これほど辛いことはありません。
 
人が通ることができる隙間を確保し、そこから減らすまで時間がかかりました。
部屋をどうにかする為にかかる金額は、家を建て直した方が良い金額だったので、仕事をお休みして朝から夕方まで作業していますが、作業効率がめっきり落ちてきました。
なるべく手持ちのものを活用していますが、材料費もかさみますね。
オシャレ女子のようなDIYでしたらルンルンですが、解体作業メインのワイルドな作業となっております…。
そもそも全部初めてのことですし、アレルギーと首の病気持ちなので、素人がどうのこうのというものではないと思い知らされています。
折れそうになりながら立ち向かう日々です。
 
全和室のため、砂壁地獄に陥っておりまして、当初漆喰(2部屋で40キロ、そのほか余裕があれば追加で100キロくらい?)を塗るだけにしようと、まずは一部屋掃除と消毒をした後、アク止めを2回塗り、さぁ漆喰を塗ろうとしたところ、長押が気になって仕方なくなりました。
長押は、表彰状などの額を入れる用途しか考えつかない隙間です。
 
脚立から中を覗いたときにどうにか掃除しようと思いましたが、アレルギー持ちなので、漆喰を塗る段階になってからやはり存在自体に眼を瞑ることができなくなりました。
ネットで見ると、ノコを入れてバールやドライバーを使い、簡単に取れているので、試みてみたところ、そんな甘いものではありませんでした。
長押と鴨居を50mmの釘とボンドでしっかりと固定してありました…。
少し壊したところでこれはやらなければ良かったと、戻したくなったものの後に引けず。
 
モルタルや木くず、砂壁が散乱してあまりにも凄い現場なので全体像の写真を撮りませんでしたが、釘はこのようなものでした。

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鴨居と長押の接着がガッチリとされているため一体化し、また釘なのでドライバーは使えません。

幅が狭いところの釘なので、大きなバールは使えなく、脚立に乗ってるとなかなか力が入りません。

ギュッギュギュッギュ音を立て、何とか引っこ抜くと、熱を持って熱くなっていました。

白い塗料は後から抜いた釘なので、下地がついています。

 
ゼットソーで数カ所刃を入れ、ノミや大きなマイナスドライバーをトンカチで横にスライドさせ隙間を作ってから、力づくでもぎ取り続けました。
 
綺麗に作業をするのなら、バールを使ったことによる凹みを元に戻す裏技もありますが、調度長押を外した柱に溝があったので、この際そこにキャットウォークを作ろうと思うので細かいことはしません。
やっつけ作業です。

一言つけ加えておくと、長押というものは、取り付け後に砂壁を塗るので、中は塗られていなかったり砂壁やモルタルが崩れ落ちていたり、ボコボコになっていたりすることが多いです。
こんな感じになっています。
びっくり!


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上から垂れ流れているのはアク止めです。
モルタルの下はボードですかね。
砂壁自体を剥がすべきだったのか未だに分かりません。

 
「長押の中は掃除ができないし使わない!」と言う方は、掃除、消毒したあと、発泡スプレーで中を閉じるのがお勧めです。
スタイロフォームで嵩を稼いでスプレーをするのも手かと。
長押を取るなら、外した後にベニヤをボンドと電動タッカー35mmで留めて漆喰塗るなり壁紙を貼ったりした方が良かったと思いました。
壁と砂壁の段差の部分を埋める時間もかかりますし、仕上げが難しいです。
綺麗に仕上がりませんでした。
もう1つの部屋は長押の中を清掃し、発泡スプレーで閉じることにしました。
 
 
砂壁に漆喰を塗る作業について。
漆喰を塗りやすくするためにアクドールを購入しましたが、接着ボンドと似たような成分でした。
模型でも土や砂っぽい土台を作るときにボンドを薄めて固めますよね。
あれと似たようなものかな。
1度目は2倍希釈、2度目は原液で塗りましたが、一面だけ実験したところ、2倍希釈の一度塗りで十分でした。


長押を除去したときに出てきた段差を埋めるならベストアンダーを使えば良かったとここでも後悔。
そして、もっと平らに埋める努力をすべきでした!
平滑にしておかないと漆喰を塗ったときに目立ちます。

因みにベストアンダーは、石膏ボードなどに付けてしまった釘の凹みや傷にも使えます。
ファイバーテープを使うとその分厚くなるので、細かい仕上がりを考える方であればベストアンダーが良いかと思われます。


作業中です。
全面、長押の凹みを埋めましたが、やっつけ仕事になってしまい、丁寧にやれば良かったと後悔。全作業初めてだというのに、漆喰で平らに仕上げられそうだから、ザックリ埋めれば良いという考えは甘かったです。
長押の中は凹みだけではなく、盛り上がって固まってしまっている部分もあるので、削る作業も必要です。

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右の脚立が、経年によるプラスチックの劣化により割れて足を踏み外しました><
要らない家具がまだまだ残っているため、家具に毛布を敷いて動かしながらスペースを確保したり、動かさず乗ってしまったりとアクロバティックな作業しています。
 
漆喰はロイヤルのオフホワイト。
塗っているとどんどん乾いていきます。

 雨の日に塗ると乾くのが遅いのでゆっくり塗れます^^

乾くとベージュから白に。

実際はもう少し白い印象です。

 

 一度塗り。アップ。

表面に塗り跡を一切残したくない場合は目の細かいペーパーを掛けると滑らかになります。

壁も塗ったことがないので、コテなどの左官道具やブラシ、スポンジも揃えたので、色々と試してみましたが、ニトリルか普通のゴム手で均一に塗った後、ローラーで仕上げるのが一番作業し易かったです。

まだ漆喰を塗る作業は途中になっています。

 
 
次は畳について。
畳をフローリングかクッションフロアにするので、床作りをすることにしました。
経年により、湿気を含んでいてバールでこじ開けるのが大変でした。
一畳60mm厚で約40キロのタイプで、畳の下を見て即座に戻しました。
目立った傷みは無いようでしたが、根を上げました。
本職の方に頼むことにしました。
シルバー人材の職人さんに任せました。
工務店に頼むより遥かに安くて良い仕事をするケースが多くありそうです。
お住まいの区で価格が異なるかもしれませんが、1日12,000円!
随分安くて驚きました。
畳を撤去して床作りだけなら税金込みで調度3万円ほど。
フローリングを入れるとすると2日で7万円ちょっと。
フローリングの種類にもよりますけどね。
因みに自力で畳を出すとするともう少し安くなります。
畳業者に頼むと一畳1,800円で、粗大ゴミとして予約して自力で出すと一畳1,000円。
1,800円でも安い方だと思います。
1階だったら自力で出しましたが、2階から40キロの畳を運ぶのは危ないので辞めました。
 
フローリングに関しては無垢の床材を安く販売しているお店があるので、
それを入れていただこうか迷いましたが、新築ではないですし、何にせよ考えている時間も予算もないので、お任せして大建のフローリングにしました。
選ぶ製品によると思いますが、今回入れたフローリングは切り口を見たところ、化粧板(オーク)が薄く、MDFと合板(5枚)の層になっていました。
無垢と違って反りはないので掃除はし易そうです。
オスモの業務用のフローリング塗料を持っているので、使う予定でしたが、他で使うことにしました。
インテリアに拘り出したらキリがないので、特に拘りはないです。
旦那さんがいて許されることなら是非とも色々やりたいものですが^_^;
にゃんこたちの為に清潔なら良いと思っています。
建て替えや新築により、フローリングで悩む機会があることを切に願います。
私の好みとしては、無垢で良い木材を入れたいので。
 
話が反れましたが、大体職人さんの手当ては1日20,000〜25,000円で、材料費に大分手間賃を入れるのが一般的だという印象なので(個人的な印象です)、畳を処理して床を作ってフローリングを敷いて7万円ちょっとはやはり安いかと。
昔の注文住宅なので、手間になる作業が多く、私が試みるとなると初チャレンジというのともあって途方もない時間が掛かったと思われます。
仕事ができない期間が延びます^_^;
今回、腕の良い職人さんに当たりまして、他も頼むことにしました。
ご親切なことに、これから色々作業する私に役立ちそうな電動工具をプレゼントしてくださいました(*^_^*)
使わなくなったものとのことですが、ラッキーです。
 

 

次はベランダ。
2階のベランダに足を踏み入れたところ、イナバの物置などの物入れや土入りの盆栽用の鉢植えや植物などがズラーッと並んでいて畑のようでした。
鉢の数も相当なもので、1階に降ろすのにも一苦労。
木の次は土と格闘し、無事に土はなくなりました。
 
 
書き漏れましたが、木というと、障子格子は大中小合わせて20枚近くあり、長押と合わせて小さく切りました。
相当な量でした。
 
押し入れは中段を取り除き、消毒した後にベニヤを貼っています。

作業中。 

 


 

押入れもご丁寧に、回りだけではなく、裏の列に沿って整然と沢山打ち込まれていました。

 

 

長押の撤去に比べると押入れは余裕でした。

後で使いやすいようにDIYします。

 

ベランダのフェンスや屋根付近の鯖落とし、錆止め、ペンキ塗りも待ち構えています。
サビキラーというサビ止めと金属補強(?)、仕上げのペンキ塗りが一緒にできる一体型のタイプもありますが、ペンキ剥がしのヘラとケンマロンで綺麗にしてから、錆止めをしてペンキは塗りたいところです。
サンポールでサビを浮かすこともよくあるようですが、脆くならないのか疑問に思っています。
危険箇所が見つかったので、そこはまたプロに任せようと思います。
 
模索しながら日々を過ごしてます。
ズタボロです\(^o^)/
 

体力がついて筋肉モリモリになってきましたが、家具にあちこちぶつけたのでアザや擦り傷があり、暫くスカート穿けません。
アザすら気にならないような状態になってきました。
軍手も度々貫通するので、丈夫なグローブを買いました。

作業はまだまだ半分も終わっていません。
遠くへ逃げ出したい気分です(笑)。