花見@森林研究所 多摩森林科学園 2/2 | ミニチュア制作 La Petite Fleuriste

花見@森林研究所 多摩森林科学園 2/2

続けます。

 

旅と同じで、見知らぬ土地に一人でフラッと出掛けると、普段の生活から離れ、非思量の時間となり、フラットな心持ちになるものです。

開園から閉園まで一日中滞在しましたが、それでも時間が足りないほど楽しめました。

 

一人で写真を撮っていると声を掛けられることがよくあり、この日は女性に温かいコーヒーやお菓子を沢山いただき、お土産まで持たせてくださいました。 

何も持参していなかったので、お心遣いに大変いたみ入り、目も心も花でいっぱいになったようでした。

四方山話をしました。

森林科学園では、以前はアルコールも園内で飲むことができたそうですが、閉園してもなかなか帰らない入園者が多くて禁止になったそうです(笑)。


母と行こうと思っていた花見なので、心温かな方とお話しすることができて良い思い出になりました。

 

 

 

 

  

 

 

 

 

木肌に驚きました。

虎のような苔模様。

 

  

 

 

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雷が落ちてしまっている桜も見受けられました。

それでもいくつか枝が残り、懸命に花を咲かせている桜もあり、その生命力に元気をもらったような気がしました。

 

森の科学館では、動物標本を始め、桜について解説したパネルなどが展示されていました。 

 

 

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標本

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桜というと、秋田県角館の樺細工も思い浮かびますね。
山桜だけを利用しているのかと思いきや、秋田県で分布の多いカスミザクラとオオヤマザクラを多く利用しているそうです。
 
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写真で抜けている⑤は無地です。

 

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面白いと思ったのが、害虫の駆除方法であるメスのフェロモンによる“交信撹乱”です。
桜の害虫の代表格である、コスカシバという害虫がいるのですが、幼虫は樹皮下に穿入してそのまま越冬し、成虫になるまで食害するので、そうなると薬剤防除が困難です。
交尾を防ぐため、合成したメスのフェロモンを桜の枝につけると、本物のメスがどこにいるか分からなくなり、交尾ができなくなります。
森林科学園では被害が一切出なくなったそうです。
コスカシバはcherry treeborerという英語名からすると、“桜の木に穴を開ける者”です。
桃やリンゴ、レモンなどでも発生するようです。
様々な種類のtreeborerがいるんですね…。
虫が苦手なのに長くなりました。
 
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苦手な虫の話で〆となりましたが、
森林科学園については、以上となります。
良い洗心となりました。

 

 

もうそろそろ樹齢の全国のソメイヨシノについてと、道すがら見つけた桜の記事も書きたいです。