ネマニャ・ラドゥロヴィチ
ここ数年のコンサートの中で感動したものをいくつかブログにしようと思っています。
ロック、メタル、R&B、ジャズ、シャンソン、クラシック、昭和歌謡…何でも聴きに行きますが、今回はバイオリン編です。
ファンクラブがあるほど日本でも熱烈なファンが多い、Nemanja Radulović(ネマニャ・ラドゥロヴィチ)。
1982年生まれのセルビア(旧ユーゴスラヴィア)出身で、フランスを拠点として国際的に活動しています。
私が初めて鑑賞したのは2013年で、翌年も来日しました。
幸運なことに、2回鑑賞した内、両方とも最前列の真ん中の席でした。
近距離も近距離!!
期待をせずに鑑賞したところ、通常のクラシックコンサートでは味わえない斬新な演奏に心を鷲掴みにされ、頭が真っ白になるほどの衝撃を味わい、虜になりました。
超絶技巧と表現力の深さに度肝を抜きました。
パガニーニが新しく蘇るような。
1度目の鑑賞は、2013年10月23日、弦楽ユニット、ネマニャさんと悪魔のトリルの仲間たちのリサイタルで、
ご本人もメンバーも楽しそうな表情をしながら演奏をされていました。
しなやかな姿勢から奏でられる情熱的で荒々しいような音から優しい音…
従来のクラシックにはない甘美とスリルの多彩な表現力で、全身全霊の音を浴びました。
何にまず驚くというと、見た目です。
初めて見たネマニャさんは、
ワイルドなロングヘアー、ピッタピタの革パン、トーマスワイルドやアレキサンダー・マックイーン風のスカルストールをお召しで、そして濃いアイメイク…
颯爽と登場した彼は、小柄ながら見た目だけでも圧倒的な存在感で、到底バイオリンを弾くような雰囲気ではないように見えました。
惹きつけるキャラクターは重要ですね。
こちら、サイン中。
ピンボケしてしまいました。
追記:
2014年10月24日のプログラムがみつかったのでアップします。
以下、YouTubeから引っ張ってきたものをざっと貼ってみます。
重いかもしれません。
ソロです。
悪魔のトリルはこんな感じでした。
バッハ
東日本大震災の復興曲『日本の春』(作曲セドル)も発表しています。
日本というより、中華系の音楽に感じました。
映画音楽も良いですよ!
哀愁漂うジョン・ウェリアムズ作曲の『シンドラーのリスト』のテーマソング。
悪魔のトリルの来日時のアンコールはABBAのGimme! Gimme! Gimme!でした。
「メンバーが喋らないので、英語は苦手だけど僕が話す」と言っていましたが、苦手そうには感じませんでした。
幸せなひと時でしたー。
今年、6月にも来日します。
バイオリニストで一番好き。