ミニチュアの蒔絵
蒔絵の様子をブログでは載せていなかったので、載せます。
時間と体力的に余裕がなくなって今はお休みしていますが、とても素晴らしい先生に漆を習っていました。
ミニチュアの蒔絵をしたいのですが、相当な訓練をしないと難しいです。
植物は柴田是真が好きで、畏れ多くも是真から始めました。
手板に漆を塗り、研ぎ、磨き、下地を作り、金や銀を蒔いています。
これは描割りと言って、葉脈の線を出すために隙間を作り、金を蒔く作業をしています。
この手板の弁柄が見えている2箇所に漆を塗って、墨粉を蒔いて完成します(現在完成しています)。
地の部分を弁柄にしなければ良かった。
小さくてよく見えないと思いますが、本物の金と銀の板金、薄貝を細かく切り、散りばめています。
ミニチュアなので、煌びやかにはならず、地味ですよね。
派手な雰囲気で制作した方が良いのか迷うところです。
よく分からないで進めていたので、今となっては気になるところだらけで、正直挫折しました(笑)。
線ももっと細い線にしたかったのですが、高蒔絵に仕上げるにはこれ以上細い線にするとできないようです。
この時点でも高蒔絵になっていない箇所が殆どなので、工夫をしないといけません。
材料が高騰していますし、初めてなので、偽金でも良かったのですけどね…。
土台の塗りと研ぎだけでも相当苦戦しており、これを克服するのもまだまだ先です。
初めて仕上げた作品(の一部)ですが、思っていたより数段難儀で、自分のできなさ具合にがっくりきました。
一体私は何ができるのか(^_^;)
2種類の板を作って壁に飾るつもりでいます。
途中で頓挫していているので、また時間ができたら再開したいです。
そんな途中の作品が溜まっています。
指輪や箸なども制作していますが、仕上げの段階で止まっています。
指輪は、木を削り、象嵌をしました。
表面を研いで磨くだけで完成するので、完成は一番早そうです。