ヌーヌーとフローレンス | ミニチュア制作 La Petite Fleuriste

ヌーヌーとフローレンス

様々なことを考えていて、ブログを書き始めましたが、行き詰まりました。
制作したパーツも載せたいのですが、やる気がなかなか起きません( ˙-˙ )

今日は前回のブログの後半でパリと移民のことを挙げたので、それに関連したことを書きます。


まず、少子高齢化のこと…

自分が子供を産まない上に、40年しない内に前期高齢者になることを考えると、先月に内閣府が出したデータは他人事ではないのです。
正直、希望は捨てたくないけれど(笑)。

http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/riyounitsuite/agenda.html

直リン(PDF)

http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/kimini_book.pdf


内閣府によると、日本人は、約100年後の2110年には今の人口の1/3の4286万人程度になると予想されています。
出生率は、世界201カ国中199位。
移民の受け入れは将来的に進むのだろうと思えてしまうところが引っかかります。
実際、年間20万人の移民を受け入れる政策ケースも発表しています。

仕方ないと受け入れる世論を誘導しているように思えますし、入管法もちょくちょく変更していませんか…。
また、単純労働者、高度人材、移民を区別しているようで、結局のところ大量の移民を受け入れる布石になるのではないかと思っています。
私の想像なので、真に受けないでくださいね。
ただ、オリンピックで単純労働者の人材を増やす必要があっても、都合良く、終わったから帰ってくれだなんて言えないはずです。
また、単に仕事をしたくて来る人ばかりでしょうか。

そもそも復興もしてないのにオリンピックというのが…。
田舎の熊本もまだまだ目処が立っていません。
労働力がない、時間的に余裕がない、このタイミングでオリンピック…。

少しずつ入ってくることで既成事実ができ、どんどん拡大していく。
福祉国家スウェーデンでも多文化共生の移民政策によって移民保護制度負担の財政危機、伝統の崩壊、治安の悪化が問題になっていますね。
多産の国からやってきた方と少産の日本人、どちらが将来的にマイノリティになるのか。
ロボット、AIも日本人を追いやるようです。
別の国になっていくことを想像してしまいます。
オリンピックがこの流れを作るようにも思えます。
エリート&エスタブリッシュメントを支えるための世の中になってしまっています。


私は日本の伝統や芸術、美風、風土を好む愛国心のあるタイプの人間ですが、それと共に世界で起きていることと照らし合わせて懸念するのは、ナショナリズムによる排他的な高まりです。
自分の国を愛することはどの国でも当然のことですが、日本では違います。
それでも世の中の流れとして、日本を誇りに思う日本人が増えてきていると思っています。
ただ、行き過ぎたナショナリズムで誰かを変えようとして暴力的になり、逆に同類となり、暴力が進む世界は恐ろしいです。
寛容、多様性、ポリティカルコレクトネスを掲げれば掲げるほど、偏狭になり、自分と相容れないものを排除し、とかく似非になる傾向も少ないとは言えないと思います。
一方、共生ではない思いもよらない考えを持つ誰かが入ってきていることもやはり恐ろしいです。
それらもそっくりそのまま寛容する、受け入れるとどうなるか。
因みに、共生とは、植物学の礎を築いた植物学者三好學の言葉です。
他には景観という言葉も作りました。
三好學は、桜と花菖蒲の研究に関して第一人者であり、また、天然記念物保存事業の主唱者で、天然記念物の概念を日本に広めた先駆者です。
余談ですが、端午の節句で菖蒲湯に入れるショウブは花菖蒲とは別の種類です。
花菖蒲、菖蒲、菖蒲(あやめ)と紛らわしいですね。
三好學博士に因んで、花菖蒲が奈良の岩村城跡に1万株植えられています。
岩村城は約700年間存続した城で、日本一高い標高に築城されたことから日本三大城の1つとされ、日本百名城にも選定されています。

蛇足ですが…
三好學が言うことに、
生物には、共生のタイプがあり、
変容性があるようですが、
相利共生、片利共生、片害共生、寄生
と定義付けをしています。


難しい世の中ですが、また自分を棚に上げているようですが、日本人の出生率が上がる大きな政策が上がると良いと思っています。
子供は社会の共通財産なので、子供には他人を思いやる気持ちを持って欲しいなぁと思います。
パリの話題が続いたので、そういった心を育むのに必要かなと思ったフランスの絵本を紹介します。

ヌーヌーフローレンス

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古〜い写真が沢山掲載された絵本です。
写真絵本は珍しくないですか?
日本語訳で比較的最近、出版されました。
この古い写真がたまらない。


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写真はAmazonより。


内容説明

どこに行くのも 何をするのも いつも一緒の クマのぬいぐるみと小さな女の子。 ヌーヌーと名づけられたぬいぐるみが、フローレンスとの幸せな時間を語る、 心温まるストーリー。フランス生まれの写真絵本、半世紀の時を経て日本へ初上陸!

レビュー

ぬいぐるみの視点から描かれた可愛らしいお話「ヌーヌーとフローレンス」は、子どもだけでなく、大人も楽しんでいただける良質の写真絵本です。 
モノクロ写真によるストーリー展開に、大人の読者は忘れかけていた幼い頃の記憶が色鮮やかに蘇ることでしょう。絵本と一緒に、当時の思い出もぎゅっと抱きしめたくなる。そんな優しくて懐かしい世界観を、どうぞお楽しみください。 --出版社より

ヌーヌーはテディベアです。
ヌーヌーサーカスに行くという絵本も出ています。

この写真は、どうやって撮影したのでしょうね。

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サーカスというと大人にとっては非人道的ものだと判断されることが多いけれど、子供の頃はそのような考えはなかったな…。
ボリショサーカスへ連れて行ってもらったことを思い出しました。

出版元のカラーフィールド パブリケーションズを調べたところ、(株)カラーフィールドは倒産してしまっています。
良いものは沢山受け継がれて欲しいと思うので、この会社による未来のその活動が閉じてしまったことは残念です。