モアルボアル3 | ミニチュア制作 La Petite Fleuriste

モアルボアル3

ダイビングの続きのようなものを書きます。

(前回はこちらhttp://ameblo.jp/globular-cluster/entry-10191007878.html




潜行に慣れず、まだ必死でしたが、それでも海の魅力は鮮烈でした。
初めて海に潜り、耳抜きをし、小さなパニックから離れたころ、

先生が頭上を手で差し、見上げた瞬間の海の美しさには自分を忘れるほどでした。


ミニチュア製作 la petite fleuriste


身体の器官を通して見る世界は、
実際のところ身体は忘れ去られ、そこには私の意志、

思考する私という個があるのみです。


海にいる、ある瞬間、ただの手段として私の肉体器官は存在していました。
存在を存在として意識せずにいたものたち、知りえなかったものたちが

私の意識の領域へ運び込まれ、それらと関わることで、
自分や宇宙を感じられる瞬間でもあります。

頭上に見える水面、内から見て感じる波、思い思いに泳ぎ回る魚、

魚の群れ、煌々と眩いばかりに差し込む光、

光に照らされ、色彩を取り戻したかのような珊瑚たち・・・

息を飲みました。


ミニチュア製作 la petite fleuriste


ミニチュア製作 la petite fleuriste

私に黄色の魚(オヤビッチャだったと思います)やパープルビューティなど、

綺麗な色をした魚たちが沢山集って、私の指をパクパクツンツンしてきたのですが、

それはそれは愛らしく、その瞬間が脳裏に焼きついています。

誰か餌付けしちゃったようですね。



全く珍しくないと思いますが、青いヒトデ。


ミニチュア製作 la petite fleuriste


素手で持たせてくれました。

不思議な手触り。


モアルボアルでは手袋禁止です。

ボラカイでは手袋をしました。

手袋禁止ということは、海の保護上有意義のようです。

むやみやたらに触ろうとする人が減るからですね。

ミニチュア製作 la petite fleuriste


ミニチュア製作 la petite fleuriste

近くに接近しても、大体の魚は逃げません。


ミニチュア製作 la petite fleuriste

ブログを書いていて、刷り込みに気が付きました。


以前、水族館の記事を書き、こんなものを載せてました。

覚えてくれている方はいらっしゃるのでしょうか・・・。


http://ameblo.jp/globular-cluster/entry-10132729211.html
http://ameblo.jp/globular-cluster/entry-10132950977.html
http://ameblo.jp/globular-cluster/entry-10133101173.html


ミニチュア製作 la petite fleuriste


ミニチュア製作 la petite fleuriste


友達と上司に勧められたとはいえ、なんだかこの通りになったようです。

私、単純です(笑



ボラカイでもダイビングをしました(ボラカイについてはまた今度)。

結構若い男性が私に付いてくれました。

まだ不安な状態だったので、手を引っ張られ

綺麗なスポットに連れて行ってくれ、なんだかドキドキしました。


ミニチュア製作 la petite fleuriste

命を預けている訳ですから、海の男は頼もしく格好良く思いました。
私と同じ状況を体験したことのある仕事場の仲間は

「ダイバーが格好良くて、魚じゃなくてその男性を追ってた」

なんて言ってました(笑

友達の友達がインストラクターですが、男性ダイバーは相当モテるそうです。



ダイビングをする前、テキストで勉強はしましたが、

海の中で息苦しくもなく呼吸できることを体感できたことは貴重だと思います。
浮上すればするほど、吸った空気が膨張し息が長くなることを

身をもって体験をしたことも印象的でした。

机上の勉強では、何の不思議もありませんでしたが、

こんなに長く息が続くものなのかと驚きました。


そうそう、

前回呼吸について書き忘れましたが、マスクで鼻が密閉されるので

鼻呼吸の人には呼吸が多少辛いかもしれません。

口で息をすると酸素交換が十分にできないと言われていますが、

ダイビングでは全く鼻で呼吸ができないので口呼吸なのです。

最初のうち、これに慣れず、辛かったのを覚えています。


以下、ダイビングの注意事項を書いておきます。

酸素中毒と窒素酔いについては省きます。


まず、減圧症。

ダイバーにとって致命的なのが、減圧症。

水圧がかかった状態で呼吸をすると、

その空気に含まれている窒素が体内の組織、血液などに溶け込みます。

安全停止を怠ったり、浮上のスピードが速過ぎると

その溶け込んだ窒素が放出しきれず、

過剰に血液中に残り、その結果できてしまった気泡が血管を塞いで

めまいや頭痛、痙攣、麻痺などの症状が生じ、治療が遅れると、

下手すると手足が動かしにくいなどといった

後遺症が一生残ることがあるそうです。

通常の浮上をし、浮上のスピードの速度を守っていたのなら

陸に上がって数時間すればなくなるものです。

細かい計算方法はテキストに書いてありますし、テストもします。

ダイビングウォッチをすれば目で見て直ぐに分かります。


事後の注意事項として、

飛行機に乗ると残っていた窒素が急速に膨張して、

気泡化することもあるようなので、

そのあと18時間飛行機に乗ってはいけないなどがあります。

国内便の日程をずらしたりと、気をつけました・・・。


ダイビングの写真家もベテランダイバーも減圧症によって

結局ダイビングができなくなった例も多々あるそうです。

減圧症はチャンバーに入らないと治らないとされ

(二度とダイビングできない場合もあるそうです)、

チャンバーに入って治療した知人もいます。

先日仕事場で、自力で治した(?)という話を聞き、驚愕しました。

数時間後、なんとも言えないだるさに襲われ、ベッドに横になったら、

鼻血が大量に出たそうです。。。

やはり、チャンバーに入ったのか聞いたら、「チャンバーって?」

て・・・。

知らないでライセンス取得してしまうなんて。。。



体内の空間が水圧によって押し潰されたり引っ張られたりする現象が

スクイズと言います。

副鼻腔(サイナス)や虫歯もスクイズによって痛むことがあるそうです。

レアなケースですが、私は虫歯があったようで、痛みました。

歯磨きが大好きなので、虫歯になっていたなんて、、、、

油断していました。

因みに、耳抜きができないということで取得できなかった友達が一人いました。

耳抜きができないと鼓膜が破れます。

破れる前に痛すぎて潜れないです。

前回書きましたが、私は目から空気が抜けるタイプなので、

目を閉じないと空気が耳へ送り込まれません。


さて、


ダイビング中見た魚も記録できる

Dive Logに記録した魚たちは以下の通りです。



ハナビラクマノミ、カクレクマノミ、トウアカクマノミ、ハマクマノミ、ホシカイワリ、


イワシ玉、パンダチョウチョウウオ、ハゲブダイ、オオモンハゲブダイ、


タイマイ、ウコンハネガイ、コンビクトブレニー、バーチークダムゼル、


アオヒトデ、オイランヨウジ、ニシキヤッコ、ネッタイミノカサゴ、ツノダシ、


パープルビューティー、スプリンガースダムゼル、ヨロイウオ、タイワンカマスの群れ、


アオリイカ連隊、ネオンテンジクダイ、オニカサゴ、バラフエダイ、イソギンチャクエビ、


ミツボシクロスズメダイ、アオスジテンジクダイ、キツネフエフイ、キンギョハナダイ、


コクテンカタギ、オヤビッチャ、先生も見たことがないサメ


など。



ライセンス取得の瞬間は安堵と嬉しさで一杯になりました。

これで世界中で潜ることができるのです。



ミニチュア製作 la petite fleuriste
(この写真はダイビング直後だったと思います。

海老蔵似の先生には本当にお世話になりました。フレンドリーでお話好きです。

ちいちゃんは「お姉ちゃん遊ぼう」って言ってきて可愛かったです)



水が苦手で酔い易い私でも取得できたので、持っていない方は

チャレンジしてみてはいかがでしょう。

ライセンスではなくて、体験ダイビングでも感動すると思います。

 

私は次はダイビング中に写真を撮りたいです。

前回も今回も借りてきてしまいました。

どの瞬間であれ、自分が撮ったものであれば

後で記憶が鮮明に甦る気がするのです。