夏の思い出 1 | ミニチュア制作 La Petite Fleuriste

夏の思い出 1

まだ夏は終わっていませんが、

私の記憶の中で鮮明な今年の夏の思い出を書きます。


先々週、知人があるものを見に、茨城へ連れていってくれました。

ずっと行きたい場所だったのですが、なかなか行けずにいたのです。



いつものように、


一つのものを対象としたとき、多くのことを感じることができるように、

そして、意識されずに存在している秘密を知ることができたら、と

向かいました。




関東鉄道常総線を初めて使いました。




2両電車です。



電車の入り口付近も、車椅子対応によるものなのか、床が一部坂になっていて

乗車する際に躓きました・・・。


異国の土地で電車を使うときのような新鮮さがありました。



それにしても、車内は人が少なかったです。



駅のベンチにはこんな広告がありました。





月給4万円・・・。


いつの時代のものなのでしょう。




乗換えで、目の前のホームに移ります。

こんな段差のないホームを歩いて渡るなんて珍しいと思いました。




この一両の電車に乗車。





窓からの移り行く景色が美しく、思わず写真を撮りました。



初夏を連想するような黄色が強い緑と青空のコントラストは目に優しく、

心穏やかになり、時間を忘れるようでした。





都電東京では見ることのできない光景ですね。

古き良き日本といった感じでしょうか。

このローカルな感じを味わうといったら、

東京では、都電荒川線くらいかもしれないですね。


無人の駅、黒子駅で降ります。


目的地の近くに電車が走っていない(廃業してしまった)ので、

タクシーを使うことにしました。

黒子駅で下車すると、タクシーの看板が見え、向かったところ、

タクシーは全て出払ってしまっていました。


いつ戻ってくるのか聞くために、中へ入っていくと、

おばあちゃんが一人部屋にいました。

ナント、おばあちゃん一人で交換手をしていたのです。

「やめたいけど、みんなが困るっていうからやめられないよ」

なんて、レシーバー片手に喋るおばあちゃんに少し胸を痛めつつも、

その姿がかっこよくて見惚れました。

おばあちゃんは、90歳近いそうです。

若い人は、皆東京へ行ってしまったそうで、

おばあちゃんも運転手も辞めるに辞められないとのことでした。



結局出払ったタクシーはなかなか戻ってこないらしく、

他の会社のタクシーを呼んでいただきました。


到着まで10分とのことで、付近でうろうろすることにしました。





何の建物が分かりませんが、そのタクシー会社(?)の目の前の建物です。






そして、タクシーに乗り、目的地に向かいます。



タクシーに乗りながら、撮影。







家を出て、3時間、、、


目的地に着きました。



続く・・・・