晩年のベルニーニの作品
YATTA~~~~~~
PC復活です!
とっても嬉しいです
修理に出すと少なくとも3万円、期間も1ヶ月半もかかるので
新しく購入を考えましたが、直しました!
これから皆様のブログを見に行きます。
PCから離れている間、ベルニーニの検索(特にアルベルトーニ)が多々あり、
とても嬉しかったので、まずはベルニーニから更新していきます。
去年イタリアを訪れた際に、鑑賞したベルニーニのその他作品について書いたものは
私のトップページから「ベルニーニ」と検索をかけると見ることができるので、
ご興味ございましたら、読んでみてください^^
さて、ベルニーニのBeata Ludovica Albertoni(ルドヴィーカ・アルベルトーニ)像は、
ローマのトラステヴェレ地区の
San Francesco a Ripa(サン・フランチェスコ・ア・リーパ)教会にあります。
電車とバスの使い分けが完璧で、スケジュールが予定以上にスムースに
進んでいたので、この日は、
真実の口(噂には聞いていましたが最もガッカリするものでした)、
ファルネジーナ荘、サンタ・チェチーリア・イン・トラステヴェレ教会、
サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会、その他広場などを訪れ、
フィレンツェへと向かいました。
真実の口のガッカリな写真が直ぐ見つかったので、載せますね。
これからイタリアへ行こうと思っている方は除外すると良いと思います。
真実の口は、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会、
柵の向こうの一番左側にあります。
写真を撮るために、大勢並んでいます。
ズームしてみました。
勿論、並ばずに、柵からカメラを入れて撮影しました。
どうでしょう、真実の口・・・。
サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の内部も入りましたが、特筆すべきことは
ありませんでした。
真実の口から、ベルニーニの作品があるトラステヴェレ地区は近いです。
何故、この地区にベルニーニの作品があるのかは謎です。
サン・フランチェスコ・ア・リーパ教会自体も綺麗ではありません。
この旅はローマから周り始めたので、
トラステヴェレ地区がイタリアなのかと意外に思いました。
まだまだトラステヴェレ地区は序の口で、南を訪れて驚くことになります。
ナポリに宿泊した際には、恐ろしい事件が起きたりしました。
ナポリの写真は、ポンペイについて更新をする際に載せようと思います。
パレルモを訪れたときも、イスラム文字を見かけたり、
私の中のイタリアのイメージが随分変わりました。
トラステヴェレに移る前にパレルモのバッラロ市場付近の写真を
見つけたので忘れないうちに載せておきます。
綺麗なものしか写していませんでしたが、
野菜は腐敗が進んで原形を留めていなかったりするのも多くありました。
左の鍋の中にはいつ煮込んだものかわからないものが入っていました。
ホテルの前で、私と友達はとんでもないものを食べました。
食感、見た目共に芋虫の方が遥かに良いと思ったくらいのもので、
写真を載せようか迷いましたが、ゾッとする写真なので控えました。
よくお腹を壊さなかったものです・・・。
ベランダが隣の部屋と繋がっていて、隣の宿泊客が
私たちの部屋のベランダに進入してくることもありました・・・。
友達がそれを見て騒いでいて、私も参加しました。
このホテルは行動の拠点にしていただけなので、期待はしていませんでしたが、
ホテル内部は、とても綺麗で設備も良かったです。
さて、戻りまして、
ここはローマのトラステヴェレ地区です。
良い意味でも悪い意味でもとてもローカルな地区でした。
そういえば、ここで出したハガキ7通のうち、2通は届くのに1ヶ月かかり、
なんと1通は届きませんでした。
ローマではブーゲンビリアをよく見受けました。
トラステヴェレ地区の道で撮った写真です。
漸く、ベルニーニの作品があるサン・フランチェスコ・ア・リーパ教会の外観に
移ります。
教会の前は工事の最中で、空気がとても悪かったです。
パレルモでもそうでしたが、鳥の死骸も片付けられず皆に踏まれていて、
目を背けたくなりました・・・。
ベルニーニのその他の作品は、ボルゲーゼやヴァチカンで見たあとだったので、
「本当にベルニーニがここにあるんだよね?」と友達と話したくらいでした。
これを見るためにトラステヴェレ地区を訪れたようなものだったのです。
こちらサン・フランチェスコ・ア・リーパ教会の扉です。
扉を開け、中に入ります。
中は手入れが行き届いていなく、ベルニーニ意外の作品は
特に記述すべきものがありません。

そして、
左4番目の礼拝堂に、、、、、
見つけた瞬間、頭が真っ白になるくらい感動しました。
暗闇の中、ケルビムに見守られ、神々しくも照らされた福女。
劇的な場面です。
手が届くくらい近くで見ることができます。
不自然のように強調された衣服のラインが生々しく見えました。
福女アルベルトーニの顔の表情・・・
死の間際、悶える程の痛みからの開放。
恍惚、エクスタシーといった感じにも見て取れます。
苦しみながらも神という神聖な存在と融合できることに
歓喜する福女。
悶絶の中に見える官能美。
以前、ボルゲーゼでのベルニーニの作品を紹介したときの
狂気しているプロセルピナなどの分かり易い表情とは異なり、
内面から滲み出ているものを感じ、鳥肌が立ちました。
188cmの福女アルベルトーニは、ベルニーニの晩年の作品です。
晩年(73歳)の領域ということでしょうか。
それでもやはり、私は20代の頃のこの作品が好きです。
http://ameblo.jp/globular-cluster/entry-10082652170.html
いずれにしても、ベルニーニの作品は、ある瞬間を捉えています。
閑散とした教会、この4番目の礼拝堂に居たもう一人の人は、
日本人女性でした。
彼女もベルニーニが好きで、仕事の合間を見て、訪れたそうです。
時として生身の人間より艶かしい彫刻について話が弾みました。
最後に一枚だけ特大の写真です。
表情がよくわかります。
クリックで拡大できます。
聖女テレサのこともいずれこちらに掲載しようと思っていますが、
それとこちらを比べようと思っています。
聖女テレサはタイトルにエクスタシーとあります。
天使に刺され、天に召される場面です。
あと、ヴァチカンにあるサン・ピエトロ大聖堂についても記載したいです。
Films on demand でベルニーニ紹介があります。
http://ffh.films.com/PreviewClip.aspx?id=13283