古代蓮の里~大好き行田市~9
前回に引き続き、水滴がついた蓮がメインになります。
こちらで(http://ameblo.jp/globular-cluster/entry-10101845727.html )
書いた通り、雨に濡れた花を愛でることに喜びを感じます。
暗がりの中、雨に打たれる蓮を見ていたら、ピークエクスピリエンス、
異空間にいるような不思議な気持ちになりました。
この時間、まだ殆ど蕾です。
今日は、世界の蓮事情(?)について。
カンボジア
遺跡に蓮が描かれていますね。
寺院の本堂に入るときに、蓮の花で水を掬い、身を清めたりします。
プノンペンなどの市場では花托が売られ、その実をお菓子感覚で食べます。
蓮茶や蓮の茎を使ったスープもあります。
美容にお詳しい方はご存知かとは思いますが、
マッサージに使用したりしますね。
スリランカ
前3世紀中頃に仏教が伝わったとされるスリランカの
国花はブルーロータス(青の花蓮)です。
ここでは、若い女性がお供え用の蓮を売っている光景をよく見ることができます。
蔓草や煩悩、四苦、肉体を感じない静寂(時として喧騒)の世界などの話を
したほうが良いのかもしれませんが、これもまたの機会にとさせていただきます。
ニルヴァーナっていう言葉が浮かびますね。
ニルヴァーナはサンスクリット語で涅槃(悟り)です。
無明を滅して、智慧を得、煩悩や束縛からの離脱。
身心都滅。
ニルヴァーナなんていうとオルタナティブバンドの話がしたくなります。
故カート・コバーン、ドラム担当のデイヴ・グロール(現在フーファイターVO)
から話がずっと続いてしまいそうです。
因みにウィラーガヤ(蓮の道)もここにはあります。
読んだことはありませんが、それについても書かれた『無欲という欲望』という
本があったような気がします。
あ、あと、鉱物好きの私としては、
パパラチア(パパラチャ)サファイアも忘れてはならないです。
花蓮(蕾)をパパラッチア(パパラチャ)って言います。
覚えやすいですね^^
画像はこちらから。
http://item.rakuten.co.jp/candy-shop/10003965/
この種のもの(コランダムの変種)で、独立して名前がついたのはルビー以外これのみです。
ベトナム
こちらも蓮が国花です。
ベトナムというと蓮茶でしょうか。
カンボジアの記述で書き漏れましたが、蓮茶は、おしべから作るそうです。
蓮の実を砂糖漬けにしたりスープにしたり、茎をサラダとして生で食べたりもします。
薬としても使用しているそうです。
祭礼用具を始め、観光のお土産にも蓮はよく使われているはずです。
タイ
仏教国で、こちらも蓮のイメージが強いですね。
蓮は泥水に染まらない洗浄な花として儀礼などで重視されているそうです。
切手の絵柄にも使われています。
http://kunio.raindrop.jp/stamp-aracart-flowerl.htm
衣類にも蓮花が描かれているのを目にすると思います。
マッサージでもよく使用しますね。
次回もこの世界の蓮の続きを書き、出来れば古代蓮の里の記事を終わりにします。