オルゴールの小さな博物館2
前回の続きです。
前回、誤字脱字がいつもより多かったです。すみません。
一階での演奏会コースの次は、博物館コース。
演奏会コースが終わったあと、もう少しオルゴールを観察したかったのですが、
あまり時間がありませんでした。
展示室に案内されます。
実際に手で触れ、演奏もすることができました。
ここは残念ながら写真不可です。
シリンダーオルゴール、ディスクオルゴール、自動演奏ピアノ、
オートマタ、ストリートオルガンなど・・・
歴史を追ってまずオルゴールを紹介してくださいました。
ざっと、この種類について説明します。
シリンダーオルゴールが一番馴染み深いと思います。
金属の円筒に植え込まれたピンが櫛歯の歯を弾くことで音が出るのです。
昔は全て手作業で植え込んだそうです。
0.3mm程の穴を600前後、穴を開けて埋め込んでいくなんて、
考えられません・・・。
櫛歯の歯も一本一本ネジで止めたそうです。
因みに、シリンダー一本で演奏できる曲数は限られています。
曲数を増やせば、櫛歯の本数を少くしなければならなくなります。
櫛歯の本数を増やすと、曲数が少くなってしまいます。
その後開発されたのが、ディスクオルゴール。
銅の円盤に穴が開いています。
穴の裏にある突起物が歯車を回して、櫛歯を弾いて音が出ます。
実は、その突起物がないものもあって、それは滑らかな音が出ます。
ディスクはプレスによって大量生産が可能となって、
ディスクを交換すれば、何曲でも聴くことができるようになったのです。
自動オルガンは、ゼンマイなどで作られた風をオルガンパイプに送り込み、
演奏することができます。

ストリートオルガンは、手回しのオルガンで、昔は街角などで演奏されていたと
説明を受けました。
HPによると、
自動ピアノは、紙に孔を開けて音楽信号とする穿孔紙を
使用した演奏装置と空気の吸引力を利用する方法を組み合わせ考案されたそうです。
ロールに自分の演奏を残そうとするピアニストの依頼が多く、
ロールには、サインが入っているものもあるとのことです。
普通のピアノと同様自分の手で演奏もできます。
オートマタは、前回説明しましたが、ゼンマイの力や空気圧で動く
西洋のからくり人形です。
王侯貴族らの観賞用として大切にされたそうです。
総合芸術といって良いと思います。
その他、カセットタイプ、蓄音機など様々なタイプあり、
オルゴールの定義がよくわからなくなりました
展示品の中では、
ランバートの『子犬を連れた少女』や
ベルトランの絵を描くピエロが素晴らしい出来でした。
ランバートのこの作品は、
少女が顎の蓋を開けると、子犬が顔を出して、口を開いて吠きます。
ビスクドールの頭部はアンティークドールで不動の人気を誇るジュモーのヘッドです。
ヘッドは、ジュモー、シモン&ハルビック、ゴーティエなどが有名です。
ランバートの作品はこの博物館にいくつかあって、一階の演奏コースの
こちら(下記の写真)もそうだと思います。

間違っていたら、指摘いただけると幸いです。
私は、ベルトランの絵を描くピエロが、ここの展示の中で一番気に入りました
芸が細かいです。
瞼もパカパカ閉じたり開いたりするのではなく、
滑らかなのです。
YOUTUBEに動画があればよかったのですが・・・。
前回触れませんでしたが、
日本人でオートマタ作家と言えば、堀江出海さんが有名です。
http://www.clover4.co.jp/poupee/gallery/gallery.html
あとは、鈴木郁夫さんだと思います。
http://www.dab.hi-ho.ne.jp/s-ikusa/automata_001.htm
(こちらは比較的安いです。)
また話が逸れてきました・・・。
オルゴールの説明は以上です。
博物館コースは、私と友達を含めて、4人しかいなくて、
丁寧に説明してくださいました。
絵本型のからくりオルゴール、イス自体がオルゴールになっていて、座ると演奏が始まるもの、
アコーディオン型で、抱えて、蛇ばらをふいごとして伸縮することで演奏するものがありました。
このアコーディオン型も挑戦したのですが、意外と難しかったです。
部屋を暗くして、大きなオルゴールを演奏してくださったり(震動にビックリしました)、
お茶を飲みながらピアノの自動演奏(ラフマニノフ)を聴いたりしました。
最後には修理などをしている工房を見せていただきました。
25周年記念で、特別公開でした。
工房にはジオラマの大きなオルゴールがあり、私は大興奮でした
土産コーナーでは、演奏会終了後によくしてくださった女性が、またもや親切に
一生懸命英語で説明をしてくださいました。
オルゴールもたくさんかけていただきました。
私は、リストの『ラ・カンパネラ』のオルゴールが欲しくなりました。
この曲は思い出深いです。
挫折し、満足に引けませんでした。
技術云々もそうですが、私は手が身体の割に小さいのです。
リストを弾くには小さ過ぎます
YOUTUBEにラ・カンパネラのオルゴールがあるので貼ります。
ピアノの演奏はこちら。
ピアニストはEvgeny Kissin
本当は、Sviatoslav Richter, Maurizio Pollini, Martha Argerich, Arthur Rubinsteinなどが好きなのですが・・・
ピアノについては、また別の機会に書こうと思います。
今回で、オルゴールの小さな博物館のレポート(?)は終了にします。
次回は、9月中旬からのオートマ展に行ったあと書きます
前回、誤字脱字がいつもより多かったです。すみません。
一階での演奏会コースの次は、博物館コース。
演奏会コースが終わったあと、もう少しオルゴールを観察したかったのですが、
あまり時間がありませんでした。
展示室に案内されます。
実際に手で触れ、演奏もすることができました。
ここは残念ながら写真不可です。
シリンダーオルゴール、ディスクオルゴール、自動演奏ピアノ、
オートマタ、ストリートオルガンなど・・・
歴史を追ってまずオルゴールを紹介してくださいました。
ざっと、この種類について説明します。
シリンダーオルゴールが一番馴染み深いと思います。
金属の円筒に植え込まれたピンが櫛歯の歯を弾くことで音が出るのです。
昔は全て手作業で植え込んだそうです。
0.3mm程の穴を600前後、穴を開けて埋め込んでいくなんて、
考えられません・・・。
櫛歯の歯も一本一本ネジで止めたそうです。
因みに、シリンダー一本で演奏できる曲数は限られています。
曲数を増やせば、櫛歯の本数を少くしなければならなくなります。
櫛歯の本数を増やすと、曲数が少くなってしまいます。
その後開発されたのが、ディスクオルゴール。
銅の円盤に穴が開いています。
穴の裏にある突起物が歯車を回して、櫛歯を弾いて音が出ます。
実は、その突起物がないものもあって、それは滑らかな音が出ます。
ディスクはプレスによって大量生産が可能となって、
ディスクを交換すれば、何曲でも聴くことができるようになったのです。
自動オルガンは、ゼンマイなどで作られた風をオルガンパイプに送り込み、
演奏することができます。

ストリートオルガンは、手回しのオルガンで、昔は街角などで演奏されていたと
説明を受けました。
HPによると、
自動ピアノは、紙に孔を開けて音楽信号とする穿孔紙を
使用した演奏装置と空気の吸引力を利用する方法を組み合わせ考案されたそうです。
ロールに自分の演奏を残そうとするピアニストの依頼が多く、
ロールには、サインが入っているものもあるとのことです。
普通のピアノと同様自分の手で演奏もできます。
オートマタは、前回説明しましたが、ゼンマイの力や空気圧で動く
西洋のからくり人形です。
王侯貴族らの観賞用として大切にされたそうです。
総合芸術といって良いと思います。
その他、カセットタイプ、蓄音機など様々なタイプあり、
オルゴールの定義がよくわからなくなりました

展示品の中では、
ランバートの『子犬を連れた少女』や
ベルトランの絵を描くピエロが素晴らしい出来でした。
ランバートのこの作品は、
少女が顎の蓋を開けると、子犬が顔を出して、口を開いて吠きます。
ビスクドールの頭部はアンティークドールで不動の人気を誇るジュモーのヘッドです。
ヘッドは、ジュモー、シモン&ハルビック、ゴーティエなどが有名です。
ランバートの作品はこの博物館にいくつかあって、一階の演奏コースの
こちら(下記の写真)もそうだと思います。

間違っていたら、指摘いただけると幸いです。
私は、ベルトランの絵を描くピエロが、ここの展示の中で一番気に入りました

芸が細かいです。
瞼もパカパカ閉じたり開いたりするのではなく、
滑らかなのです。
YOUTUBEに動画があればよかったのですが・・・。
前回触れませんでしたが、
日本人でオートマタ作家と言えば、堀江出海さんが有名です。
http://www.clover4.co.jp/poupee/gallery/gallery.html
あとは、鈴木郁夫さんだと思います。
http://www.dab.hi-ho.ne.jp/s-ikusa/automata_001.htm
(こちらは比較的安いです。)
また話が逸れてきました・・・。
オルゴールの説明は以上です。
博物館コースは、私と友達を含めて、4人しかいなくて、
丁寧に説明してくださいました。
絵本型のからくりオルゴール、イス自体がオルゴールになっていて、座ると演奏が始まるもの、
アコーディオン型で、抱えて、蛇ばらをふいごとして伸縮することで演奏するものがありました。
このアコーディオン型も挑戦したのですが、意外と難しかったです。
部屋を暗くして、大きなオルゴールを演奏してくださったり(震動にビックリしました)、
お茶を飲みながらピアノの自動演奏(ラフマニノフ)を聴いたりしました。
最後には修理などをしている工房を見せていただきました。
25周年記念で、特別公開でした。
工房にはジオラマの大きなオルゴールがあり、私は大興奮でした

土産コーナーでは、演奏会終了後によくしてくださった女性が、またもや親切に
一生懸命英語で説明をしてくださいました。
オルゴールもたくさんかけていただきました。
私は、リストの『ラ・カンパネラ』のオルゴールが欲しくなりました。
この曲は思い出深いです。
挫折し、満足に引けませんでした。
技術云々もそうですが、私は手が身体の割に小さいのです。
リストを弾くには小さ過ぎます

YOUTUBEにラ・カンパネラのオルゴールがあるので貼ります。
ピアノの演奏はこちら。
ピアニストはEvgeny Kissin
本当は、Sviatoslav Richter, Maurizio Pollini, Martha Argerich, Arthur Rubinsteinなどが好きなのですが・・・
ピアノについては、また別の機会に書こうと思います。
今回で、オルゴールの小さな博物館のレポート(?)は終了にします。
次回は、9月中旬からのオートマ展に行ったあと書きます
