オルゴールの小さな博物館1
前々からずっと行こうと思っていた護国寺にあるオルゴールの小さな博物館に、
4月26日、行ってきました。
この日は、友達が予てから連れて行って欲しがっていた山種美術館にも行きました。
そう、この日から、山種美術館で新しい企画展があったのです。
その内容は、またの機会に書くとして、今日はオルゴール博物館について書きます。
ここは、日本で初めて開館したオルゴール博物館です。
所蔵台数約300台。
元々は個人所有だったそうです。
一点一点増える毎にお披露目会のようなものをしていて、結果博物館になったとのこと。
去年9~11月に、オートマタ展があったのですが、私は行きそびれていました。
今年も9月中旬から開催するようです。
この日は、
演奏会コースと博物館コース(定員12名)を予約しました。
セットで2,800円。
http://www.musemuse.jp/Musemuse_home.htm
高いと思ったのですが、その価値がありました。
まずは一階で、演奏会コース。
重厚なオルゴールの演奏などを聴きました。
鉄則を破ったばかりなので、触れることができませんが、
換気云々ではなく、空気が重く、息苦しかったです。




ここで一番楽しみにしていたのが、ピエロ・エクリヴァン。
オートマタです。
オートマタ(Automata。複数形Automaton)とは
ゼンマイ仕掛けの西洋のからくり人形のことです。
オートマタはスイスやドイツ、フランスの時計職人によって
19世紀から20世紀前半を中心に作られ、
オートマタ職人は王侯貴族などによって援助されたようです。
ヴィシー工房とランベール工房のものや
それをミッシェル・ベルトランが修復したものが有名で、複雑で繊細動きをします。
WIKIによると、
娯楽のためだけではなく宗教的な儀式などにも用いられたそうです。
因みに、エクリヴァンとはフランス語で“文章を書く人”の意味です。
これは今、ここにあるのはベルトランのレプリカです。

ベルトランのピエロ・エクリヴァンではないですが、
去年の展示会で本物があったようです。
ギュスターフ・ヴィシーが作った本物を
荒俣宏という方(作家。コメンテーター)が所持していて、
この修理をこの小さなオルゴール博物館に依頼したことから、
去年のオートマタ展にはこの本物があったとのこと。
http://blogs.yahoo.co.jp/aramata_hiroshi/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=3
オルゴールの小さな博物館のHPから転記します。
「彼はランプのかすかな光で手紙を書く。
けれども眠ってしまいランプは消えてしまう。
彼は目が覚めてもう光がないことに気付く。
ランプの芯を持ち上げようと腕を伸ばす。
するとランプが再び灯る。
頭を回して瞼を動かす。
そして書き続ける。
衣装は大変豪華で手が込んでいる。
2曲入り。518番。高さ70cm。」
その文章の通りで、
ランプの火が消え、ペンをスラスラと走らせる手が鈍くなって、
首がコクコクと傾き、居眠りをします。
大きく首が傾き、目を覚まし、消えてしまったランプを灯す・・・。
瞼の動きまで忠実に再現されています。
私は驚きました
この文章をよく頭に入れて、この動画を見てください。
ただ、明るいところで撮影していて、画質も悪く、明るいところで撮影していて
分りにくいので雰囲気だけと思ってください。
(別のピエロ・エクリヴァン
http://www.orgel-hall.com/museum/flash/colle_01/pierrot_eklivan.html
曲は『月の光に』)
YOUTUBEでこういうものも見つけました。
マリー・アントワネットが気に入ったものだそうです。
繊細な絵を描きます。
(日本語解説つきはこちらでどうぞ。http://jp.youtube.com/watch?v=naHk-rVMCVQ)
近代的なオートマタではなくて、こういうアンティークものが好きです。
YOUTUBEに、可愛いものからゾッするようなものまで色々ありました。
さて、話を戻します。
日本語が全くわからない外国人の友達(東京まで私に会いにきてくれました)と
一緒に行ったので、スタッフが必要以上に親切にしてくれました。
私の祖母と年齢が近いような女性は、演奏会コースが終わったあとも
英語で解説してくださいました。
この日本製のオルゴールが奏でる音楽は、趣がありました。
ベルや太鼓がついていて、“ヨサコイ”など全て日本の曲です。
皇族などが所有していたようです。

長くなってしまったので、
博物館コース、ビスクドールのオルゴールなどについてはまた次回書きます。
4月26日、行ってきました。
この日は、友達が予てから連れて行って欲しがっていた山種美術館にも行きました。
そう、この日から、山種美術館で新しい企画展があったのです。
その内容は、またの機会に書くとして、今日はオルゴール博物館について書きます。
ここは、日本で初めて開館したオルゴール博物館です。
所蔵台数約300台。
元々は個人所有だったそうです。
一点一点増える毎にお披露目会のようなものをしていて、結果博物館になったとのこと。
去年9~11月に、オートマタ展があったのですが、私は行きそびれていました。
今年も9月中旬から開催するようです。
この日は、
演奏会コースと博物館コース(定員12名)を予約しました。
セットで2,800円。
http://www.musemuse.jp/Musemuse_home.htm
高いと思ったのですが、その価値がありました。
まずは一階で、演奏会コース。
重厚なオルゴールの演奏などを聴きました。
鉄則を破ったばかりなので、触れることができませんが、
換気云々ではなく、空気が重く、息苦しかったです。




ここで一番楽しみにしていたのが、ピエロ・エクリヴァン。
オートマタです。
オートマタ(Automata。複数形Automaton)とは
ゼンマイ仕掛けの西洋のからくり人形のことです。
オートマタはスイスやドイツ、フランスの時計職人によって
19世紀から20世紀前半を中心に作られ、
オートマタ職人は王侯貴族などによって援助されたようです。
ヴィシー工房とランベール工房のものや
それをミッシェル・ベルトランが修復したものが有名で、複雑で繊細動きをします。
WIKIによると、
娯楽のためだけではなく宗教的な儀式などにも用いられたそうです。
因みに、エクリヴァンとはフランス語で“文章を書く人”の意味です。
これは今、ここにあるのはベルトランのレプリカです。

ベルトランのピエロ・エクリヴァンではないですが、
去年の展示会で本物があったようです。
ギュスターフ・ヴィシーが作った本物を
荒俣宏という方(作家。コメンテーター)が所持していて、
この修理をこの小さなオルゴール博物館に依頼したことから、
去年のオートマタ展にはこの本物があったとのこと。
http://blogs.yahoo.co.jp/aramata_hiroshi/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=3
オルゴールの小さな博物館のHPから転記します。
「彼はランプのかすかな光で手紙を書く。
けれども眠ってしまいランプは消えてしまう。
彼は目が覚めてもう光がないことに気付く。
ランプの芯を持ち上げようと腕を伸ばす。
するとランプが再び灯る。
頭を回して瞼を動かす。
そして書き続ける。
衣装は大変豪華で手が込んでいる。
2曲入り。518番。高さ70cm。」
その文章の通りで、
ランプの火が消え、ペンをスラスラと走らせる手が鈍くなって、
首がコクコクと傾き、居眠りをします。
大きく首が傾き、目を覚まし、消えてしまったランプを灯す・・・。
瞼の動きまで忠実に再現されています。
私は驚きました

この文章をよく頭に入れて、この動画を見てください。
ただ、明るいところで撮影していて、画質も悪く、明るいところで撮影していて
分りにくいので雰囲気だけと思ってください。
(別のピエロ・エクリヴァン
http://www.orgel-hall.com/museum/flash/colle_01/pierrot_eklivan.html
曲は『月の光に』)
YOUTUBEでこういうものも見つけました。
マリー・アントワネットが気に入ったものだそうです。
繊細な絵を描きます。
(日本語解説つきはこちらでどうぞ。http://jp.youtube.com/watch?v=naHk-rVMCVQ)
近代的なオートマタではなくて、こういうアンティークものが好きです。
YOUTUBEに、可愛いものからゾッするようなものまで色々ありました。
さて、話を戻します。
日本語が全くわからない外国人の友達(東京まで私に会いにきてくれました)と
一緒に行ったので、スタッフが必要以上に親切にしてくれました。
私の祖母と年齢が近いような女性は、演奏会コースが終わったあとも
英語で解説してくださいました。
この日本製のオルゴールが奏でる音楽は、趣がありました。
ベルや太鼓がついていて、“ヨサコイ”など全て日本の曲です。
皇族などが所有していたようです。

長くなってしまったので、
博物館コース、ビスクドールのオルゴールなどについてはまた次回書きます。