美少年の彫刻2 | ミニチュア制作 La Petite Fleuriste

美少年の彫刻2

読者になっていただけると本当に嬉しいですね。

コメントやペタも嬉しいです。

特にコメントは、何か私の記事を見て感じていただけたようで

思わず、にっこり、唇が弧を描きます音譜

 


昨日の続きです。

バルジェッロ国立博物館について書くと、かなり

長くなってしまいそうなので、今日はダヴィデ2点目に焦点を当てます。

 

昨日のドナテッロのダヴィデに続き・・・


ヴェロッキオダヴィデです。

 

こちらは、ドナテッロのダヴィデの後に作られたものです。

ブロンズです。

館員に許可をとって撮影しました。



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花のような乳首が気になるのは私だけでしょうか・・・



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引き締まった体付き、それに機敏で清々しいダヴィデですキラキラ

ドナテッロのダヴィデは滑らかで中性的且つ官能的な女性美が出ていたのに対し、

こちらは硬質で機敏な雰囲気、そして少年の初々しい感じが出ていますね。

健康的な感じもします。

こちらの方が大衆受けしたようですが、

私はドナテッロのダヴィデの方が好きですラブラブ

技巧面も上回っていると思います。


因みに、こちらヴェロッキオのダヴィデのモデルは

14歳前後のレオナルド・ダヴィンチと言われています。

なんという美少年ビックリマーク


自身のスケッチが残っていますが、歳老いても尚、美しいダヴィンチ・・・

さぞかし美少年だったことでしょうラブラブ

当時の人々もダヴィンチの美貌を称えています。


父、セル・ピエロが息子レオナルドのデッサンを数枚持って、

親友のヴェロッキオに見せ、素描を学ばせるべきか意見を求めたことは有名な話で、

その後ヴェロッキオ工房に見習として入門したダヴィンチは

ヴェロッキオの絵画『キリストの洗礼』で衣服を抱える天使を描いたのですが、

その出来は師匠ヴェロッキオより絵の具の使用法を熟知し、

また迫真性ある完璧さで、ヴェロッキオは驚愕し、その後二度とヴェロッキオは

絵筆をもたなくなったというヴァザーリが語った逸話もあります。

更には、全体的に加筆したという話さえあります。

確か、これも、ヴァザーリが語ったものです。

勿論、この作品『キリストの洗礼』も観に行きました音譜

また別の機会に載せます。


ダヴィンチについて書こうとすると止まらなくなりそうなので、

ここまでにします。


ベルニーニダヴィデ、

ドナテッロダヴィデ、

ミケランジェロダヴィデ、

こちら

ヴェロッキオダヴィデを比べてみると面白いですアップ

いずれもブログで載せましたが

右の段にあるブログテーマ一覧“芸術”の項目から見ると早いと思います。


今日の記載は4体目、最後のダヴィデです。

ベルニーニのダヴィデはローマにありますが、他3体はフィレンツェにあります。

 


このバルジェッロ国立博物館の他の作品については今度書こうと思いますメモ