外国人による日本伝統復興の流れ | ミニチュア制作 La Petite Fleuriste

外国人による日本伝統復興の流れ

2年弱前に、初めてある存在を知ったときに感じた将来のヴィジョンが
今年、実現するのかもしれませんアップ
私の方へ向いてきていて、興奮状態に陥りそうになりましたが、
気を静めました・・・。
期待は、し過ぎたくないです。


さて・・・

外国人が日本の伝統を復興しようとするのをよく見掛けます目

私の外国人の友達で、日本伝統に携わる研究の仕事をしている人が二人います。
政府からお金をもらって日本に来てます。
一人は、日本庭園の、もう一人は、甲冑などの鎧関係。
その武器系統のものの研究などをしている人は、
人間国宝の人たちと仕事をしているアメリカ人で、
美術館へ一緒に行ったり食事に行ったりします。
最初は、「外国人だから、この程度だろうな」
と失礼ながらにも考えていたのですが、
期待を遥かに越えていて、逆に色々と教わりました。

日本の侘・寂を純粋に愛し、楽しそうに語る彼らは、
とても微笑ましかったです。


こんな感じで逆に日本文化の良さを教わることがよくあります。

最近話題のJEROも日本文化の復興の流れにあると思います。

初めてみたときは、ギャップで失礼ながら笑ってしまいました。


SNOOPとかAKONっぽいHIPHOPのPVを見ながらENNKA
(グーグルヒット数を下げるため、この表記にします)
聴いているような・・・。

このギャップが若者のENNKA離れを少し復興させそうですね。
着物を着て出ないで正解だと思いました着物
癖のない透き通った艶のある声。
しっかし、作詞が秋元康、作曲が宇崎竜童でデビューとは!!

彼の場合は、シナリオが出来上がってますね。
第二次世界大戦中に知り合った祖父(アメリカ人)と祖母(日本人)・・・
祖母は、戦後直後の渡米ということもあって、とても苦労されたようですね。
彼が祖母の大好きだったENNKAを歌うことで祖母を喜ばせ、
そのうちにENNKAの魅力に嵌り(レパートリー123曲!)、
”日本でENNKA歌手になってほしい”、”紅白に出場してほしい”という
祖母の夢を果たそうと来日する・・・。

「3年前に亡くなったおばあちゃんも見守っている気がします」

もうこの完璧なシナリオに寛容な日本人はコロッとやられるのですラブラブ
純粋さがキーワードですね。
朝青竜にない、謙虚さも欠くことのできないキーワードひらめき電球

 
経緯は他のサイトに沢山書いてあると思うので、飛ばしますが、
NHKののど自慢で見事5つ鐘を鳴らしたり、日比谷の野外ライブで
ジャズの前座として参加したり・・・キラキラ

芸術家たちのダダイスムを連想させます。

NHKのときには、私と同様外人だからこんなもんだろう的なものと
実際の能力とのギャップが安易に想像できますし、
大ウケしたジャズの前座では、”ジャズの前座だから、お洒落な音楽を提供してくれるだろう”
という期待の裏切りというギャップがあって、
”本当にジャズだけ好きなの?ENNKAは本当に好きじゃないの?”
とか、暗に”彼が本物であるように、これから演奏されるジャズも本物だ”
のような意図もあるように思えました。

それにしても、
ジャズ的なお洒落な音楽を期待していた観客の
「釜山湖に帰れ」を歌っていると判明したときの反応はとても面白いです爆弾
 
私のおばあちゃんも彼の歌を絶賛していて、
彼が歌うカセットテープを欲しがってました音譜
買ってあげますひらめき電球
紅白出場決定ですね、もう。


自国の文化を愛する外国人に好意を抱く多くの日本人・・・。
もっともっとこういう流れが出てきて、日本文化が好きになる人が
増えますようにキラキラ