NHKの大河ドラマ『光る君へ』

 

 

私が今ハマっているドラマの一つです。

 

 

大河は毎年観ていますが

平安時代の女性が主人公というのは珍しいパターン。

 

 

宮中だけではなく、市井の人々の暮らしも映像化されていて

『源氏物語』が生まれた時代背景がよりリアルに感じられます。

 

 

 

さて今日は、平安時代の気分に浸るべく

学校法人国際文化学園・衣紋道東京道場が主催する

1Dayセミナー(@千葉のNHK文化センター)に参加してきました。

 

 

 

講師の方は

平安装束の着装法「衣紋道」

有職故実に関するプロフェッショナル。

 

 

 

「衣紋道」について私は初めて知りましたが

平安後期の公卿・源有仁が開祖となった装束の着装法だそうです。

 

 

                   

2時間近いセミナー中、原稿を一度も見ずに

十二単の着装法や装束の特徴について

実に詳しく紹介くださいました。

 

 

 

 

まず、「しとうず」と呼ばれる白い靴下の

ようなものを履きます(写真左端)

 

 

 

次に、袴の登場!

既婚者は緋色、未婚者は濃色(濃いえんじ)と決まっているそうです。

 

 

それから、単衣、五衣、打衣、表着と重ねていき…

一番上に唐衣をまといます。

 

 

 

そして最後につけるのが「裳」です。

ウェディングドレスの裾のように長いです(正装の証)。

               

 

 

 

講師の方によると、「もぬけの殻」という言い回しは

この「裳」からきているという説もあるそうです。

 

 

なぜなら、十二単はこのようにすっと脱いでも

形をとどめておくことができるから。

 

 

 

 

 

『源氏物語』「空蝉」の巻を思い起こさせますね。

 

 

 

私は、平安文学には昔から興味があり

小学校の図書室にあった『源氏物語』が最初の一冊でした。

 

 

その後は『なんて素敵にジャパネスク』にハマり

平安時代についてもっと知りたくなって、有職故実や

歴史物語(『大鏡』や『栄花物語』)を読んでいたこともあります。

 

 

藤原氏一門の権力闘争はドロドロしているし

とにかく、名前がややこしい。

 

 

この時代の公卿の中で、私のお気に入りは

源高明(光源氏のモデル)と藤原実資。

 

 

二人とも有職故実に精通していた知識人です。

 

 

NHK大河では秋山竜次さんが実資を演じていて、

(私の抱いていたイメージとは違うけれど)独特の存在感がありますね。

 

 

 

今後の展開がどうなるのか、明日の放送が待ち遠しい!

 

 

 

 

・・・・・

 

 

 

今日は節分。

豆まきや恵方巻を召し上がった方も多いのではないでしょうか。

 

 

そして…

 

 

明日は立春!

 

 

 

 

 

我が家の庭の白梅も咲いてきていて、

春の兆しがそこはかとなく感じられます。

 

 

ただ、週明けの関東では降雪の予報。

 

 

皆さんもどうぞお気をつけて!