皆さん、"IPA(アイ・ピー・エー)"って聞いたことありますか?

 

 

The International Phonetic Alphabet (IPA)

 

 

日本語で「国際音声記号」のことを指します。

 

 

例えば、Englishという単語を辞書で引くと

 

 

 

    

English (noun) [uncountable, countable]

 

/ˈɪŋɡlɪʃ/

 

 

/    / で囲まれた音素記号が載っていますね。

 

 

これがIPAです。

 

 

IPAは国際音声学会が定めたもので、全世界共通で使用されています。

 

 

簡単に言うと、IPAは音声を記述するために生み出された記号。

 

 

コチラがIPAの一覧表になります(2015年改訂版)。

 

 

 

"IPA Chart, http://www.internationalphoneticassociation.org/content/ipa-chart, available under a Creative Commons Attribution-Sharealike 3.0 Unported License. Copyright © 2015 International Phonetic Association."

 

 

表を上からみていくと、

 

 

・Consonants (PULMONIC) 「子音(肺気流)」

Consonants (NON-PULMONIC) 「子音(非肺気流)」

・Vowels「母音」

 

・Other symbols 「その他の記号」

Diacritics 「補助記号」

 

SUPRASEGMENTALS「超分節要素」

TONES AND WORD ACCENTS 「音調と語アクセント」

 

 

 

 

世界には7000以上の言語が存在するとされていますが(Ethnologue)、IPAはいわば様々な言語に見られる典型的な音を厳選したリスト。

 

 

つまり、IPAを使って発音を表記することが可能になります!

 

 

細かい差異を限られたIPAで表すことが難しい場合には、 "Diacritics (補助記号)"を用いて記述精度を高める工夫も。

 

 

ただ、精密すぎる表記だと負担が大きいので、実際に辞書で使われている発音記号は簡略化された表記です。

 

 

 

私は初めてIPA表を見た時、アルファベット風なのに微妙にアレンジされていて、

 

とっつきにくいと思いました・・・。

 

 

でも、IPAの基本を学んでおくと、発音や音読に非常に役に立ちます。

 

 

発音を学ぶ上で重要な「子音」と「母音」など、大まかな音の分類については明日取り上げます!

 

 

是非また、お越しください♪