先週の朝日新聞の電子版にこんな記事がありました。
「賃金世界一の国の悩み」
”最低賃金が24ドルでオーストラリアは世界で最も高い国です”
私は朝日新聞電子版の契約をしていないので、この記事の全文は読めないのですが、この悩みの内容は想像できます。
賃金が高いということは、被雇用者にとってはいいことですが、雇用する側には人件費が大きくなるということで、それが悩みではないかと思います。
オーストラリアのカフェではここ10年でほぼ完全にテーブルサービスが無くなり、客はカウンターでオーダーをする、という形式になりましたが、これも人件費削減のためでしょう。
日本には完全セルフサービスのうどんチェーン店がありますが、この方式をオーストラリアでやれば受けるのではと思います。シドニーやメルボルンの大都会ではすでにきているかもしれませんが、残念ながらパースにはまだきていません。
オーストラリアには多くの日本人がワーホリと呼ばれる ”ワーキングホリデー・ビザ” で滞在し、仕事をして高額な賃金をゲットしていますが、その賃金に見合う能力がある人がどれくらいいるか、となると疑問があるところです。
なるほど、最低賃金の24ドル(日本円換算で約1780円)は高いようですが、オーストラリアは物価が高いのでワーホリは高賃金をゲットしているという感覚は少ないのではないでしょうか。例えば、オーストラリアではカフェでサンドイッチとコーヒーをオーダーすると簡単に20ドルくらいになるのです。日本は最低賃金は安いのでしょうが、牛丼がワンコインで食べられることを考えれば、実質賃金はそんなに低くないのかもしれません。