女性のイスラム教徒はベールのような物を使用して髪を隠していますが、地域によってはburqa(ブルカ)、niqab(ニカブ)と呼ばれるふくめんのような物を使用し目の部分だけを出している女性もいます。オーストラリアには60万人(人口の約2.6%)のイスラム教徒がおり、パースでもベールで髪を隠した人をよく見かけますが、このブルカやニカブを使用している女性はまだ見たことがありません。
最近、北欧の国ノルウェーではこのブルカとニカブを学校、病院、託児所などで使用することを禁止したようです。顔の識別ができないことで問題が起きるのを防止するためでしょう。
同様の禁止令はフランス、ベルギー、オランダ、デンマークでもすでにあるようですが、多民族国家を標榜しているオーストラリアではまだその動きはないと思います。