パース市内にあるこの家は1950年代に建てられた家です。
この家もパース市内にある家ですが、これは1970年代後半に建てられました。
この二つの家の大きな違いは、ガレージの大きさです。最初の家は車が1台入るガレージですが、次の家は2台分のガレージがあります。
オーストラリアは車社会ですが、1970年代前半までに建てられた家の多くのガレージは1台用ですが、それ以後の家の多くは2台分のガレージがあるのです。
1950年代の車の値段は、平均給与の17ヶ月分と高額だったので車は簡単に購入できませんでしたが、それが今はたった6ヶ月分の給与で車が買えるようになりました。給与が400万円と仮定すると、1950年代では車の値段は給与の17ヶ月分である560万円もするのですから、簡単には買えません。それが給与の6ヶ月分、200万円ならローンを組めば買えそうな気がします。
車の価格が下がったことで、一家が保有する車の数が増えたということでしょう。
でも車が増えると、道路が混み、排気ガスが増すのも事実です。
これからは、こんな人が増えてくることも想像できます。
事実、パースでは最近、自転車で通勤する人の数が増えており自転車道の整備が進んでいます。パース市内では、自転車通勤者用に自転車置き場や汗を流すシャワーを設置する会社が増えているようです。
ということで、パースでは”車から自転車へ”がトレンドのようです。