政治家は発言の機会が多く、いつも注目されているためか失言が多々あるのはオーストラリアでも日本と同じようです。

先日もジョー・ホッキーという財務大臣が失言というか暴言とも思われる発言をしました。

オーストラリアではこのところ住宅価格の高騰が続いており、特にシドニーやメルボルンの大都会ではそれが顕著です。なにしろシドニーでは一戸建ての平均価格が約90万ドル(約9千万円)というのですから驚きです。平均価格がこれですから、2~3億円の家もたくさんあるということでしょう。オーストラリアではフルタイム(アルバイトではなく社員のこと)の平均年収は約7万ドル(約700万円)と高いのですが、それでも億単位の家を買うとなると大変、というかほぼ不可能な人も多くいることでしょう。

この件で、ホッキー大臣の失言が出るのです。


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ホッキー大臣の失言とは「初めての持ち家を手に入れたければ、手始めにいい給料をくれるいい仕事につき、銀行に行って金をかりることだ」というものです。この発言に庶民の現実を知らない暴言との批判がでているわけです。

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確かに大臣の席は給料はいいでしょうが、これは国会議員である必要があり、首相から指名されなければならないので簡単にはゲットできません。でもホッキー大臣も失言が続けば更迭されるかもしれないので、それでその席が空く可能性はありますね。