先週自転車と車が対立するケースがあることを書きましたが、それに関連するニュースが先日の新聞に載りました。

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54歳の社会的地位がある建築家(写真の人)と自転車乗りとの事故ですが、経過を簡単に書くと:

1) マツダ車を運転している建築家が交差点に入って直進していると、急に信号無視の自転車が左側からマツダ車の前に割り込んできた

2) 建築家は怒り、目の前を走っている自転車をアクセル全開で追い越し、追い越す時に自転車乗りに罵声を浴びせる(おそらく、”信号を守れ”とか”バカ野郎”とかの罵声でしょう)

3) 罵声を浴びてムカついた自転車乗りは次の信号で止まっているマツダ車に追いつき、フロントガラスを叩いてヒビを入れ、去って行く

4) マツダ車を傷つけられた建築家は頭にきて自転車を追う

5) マツダ車は自転車乗りに追いついて、自転車に体当たりをして自転車を破損し、自転車乗りは転び多くの擦り傷を負う

愛車を傷つけられてカッとなるのは分かりますが、車で自転車に突っ込むのはやりすぎです。建築家は社会的に地位があるだけに、自分の行為を恥じて顔を隠しています。

昨日この事故の審判があり、建築家は一年間の免許停止と1500ドル(約15万円)の罰金と壊れた自転車を修理して元に戻すというものです。この自転車は6千ドル(約60万円)もするそうですから修理代はバカにならないでしょう。
自転車乗りの審判は新聞には記載されていませんでしたが、おそらく壊したフロントガラスを賠償する、というのではないでしょうか。

普段は温厚な人でも運転中にストレスが加わると人格が変わる、という人は多くいるようです。私も運転中に何度か怒鳴られたことがあります。免許証の交付にはこんな感じでストレステストが必要かもしれませんね。

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でも、こんな人もいるでしょうからストレステストの方法は十分吟味する必要があります。

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