先週末に近所のあるスーパーで特売がありました。それはなんとジャガイモがタダ(無料)というものです。
このスーパーは西豪州のガラチさんという農夫が経営しているのですが、この人はチェーン店としてパース近郊に6店を持っている農夫でありながら企業家でもあるのです。彼はいろんな野菜を栽培しているのですが、ジャガイモはその中でも主な作物です。ジャガイモは西豪州では1946年からジャガイモ組合に作付け面積と作付け品種が管理されているのですが、それは豪州で唯一作付けが管理されている作物なのです。(他の州ではジャガイモは自由競争)
ガラチさんはこのジャガイモ組合の管理を止めて、自由競争にするよう20年前から政府に働きかけており、今回の600トンにもなるジャガイモの無料配給もその運動の一環です。一種の業界に対する嫌がらせなのです。

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なにしろタダなのですから、人々はそれに群がります。私も群がりました。

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多くの人はタダでジャガイモをもらうのだからということで、必要以上の買い物をした人が多かったであろう、ということは想像できます。

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でも、中にはこんな人もいたでしょうね。


そして、ことわざにもあるように、

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「タダより高いものはない」というのは真理なのでしょう。