
パースではこんな感じでビルの建設ラッシュですが、これらの多くはapartment(アパートメント)という日本で言うマンションビルなのです。1~2ベッドルーム(1~2LDK)の部屋が主で、例えば2ベッドルームの価格は50~70万ドル(5千万円~7千万円)くらいです。あまりに建設が多いので売れ残るのではと思っているのですが、先日こんな新聞記事がありました。

この記事は、中国本土の中国人がマンションを購入する為に、マンションビルの多くが完売している、というものです。

この中国人のマンション購入の投資理由は、このマンガのように子弟の留学中の住居にする人も多くいることでしょう。また、単なる投資で購入する人もいるはずです。投資目的の人は、購入したマンションは賃貸マンションとして使用するようです。この傾向はシドニーなどの東部の都市でも起こっているようで、かなりのお金が中国本土からオーストラリアに流れているようです。

中国からの不動産投資が活発ということは、すなわち不動産価格の高騰を意味しており、こんな投資反対運動も起こる可能性はあります。
不動産会社にとっては、客がオージーであろうと中国人であろうとマンションが売れればいいのですからこんな感じで説得するでしょうか、、、

現実に、中国とオーストラリアは経済的に深い関係があります。中国はオーストラリアの最大の貿易相手国(10年ほど前までは日本が最大でした)であり、中国からの投資はオーストラリア経済を潤しているのは事実でしょう。
そうはいっても住宅価格が高いのは問題です。なにしろパースの平均住宅価格は55万ドル(5千500万円)と高く、最低でも4千万円くらいするのですから簡単には買えません。

そこで、こんなカップルも出てくるのではないでしょうか。日本は失業率が下がり、将来人手不足が予想されているようですから、オーストラリアからの優秀な人材の移住は渡りに船かもしれませんよ。