

この木はジャカランダといい、11月になるとパースのいたるところで紫色の奇麗な花を咲かせます。青空の下に咲くこの花を見ると”夏がきたなー”という気持ちになります。
私にとっての夏の象徴はもう一つあります。


この写真はクリケットの試合の様子ですが、これを見ると夏になったことを実感します。
クリケットは夏のスポーツで、週末になると白っぽいユニフォームを着た選手が、あちこちの芝生の広場で試合をしています。
クリケットと言えば、パースに赴任した26年前に、あるオージーから「クリケットを理解し、好きになったらオージーになった証拠だ」ということを言われました。
クリケットは、投手が投げるボールを打者が平たいバットで打って得点を争うゲームで、野球に似ているようですが、ルールはかなり違います。それに、正式な試合は数日間を要するというのんびりしたゲームなので、26年経った今まで一度もクリケットの試合を観戦したことがなく、つまり未だにオージーになれずにいるわけです。

しかし、現在の私の姿を見ると、

「あんたは完全なオージーだ!」
と言われそうです。