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これは先日の新聞記事です。レンガ職人 (brickiesと表現)が足りないので家の建設納期が遅れている、ということです。

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これは近所の建築現場です。6ヶ月ほど前に着工したのにまだこの程度のできなので、えらく遅いなーと思っていたのですが、理由はレンガ職人の不足だったようです。最近知り合いが、広島で小さなアパートを建てたのですが、なんと2ヶ月で全て終了したそうです。家を建てるには1年ほど必要なパースとは大違いです。

この新聞記事にはレンガ職人の収入も記載されています。職人が不足していることから賃金も上昇しています。積んだレンガの数で賃金を計算するようですが、1個のレンガが昨年10月の1ドル40セントから今では最高2ドルまで上がったそうです。レンガ職人は平均一日に600個はレンガを積むそうですから、単純に計算すると $2x600=$1,200 となり一日の賃金が約12万円となります。一年間に300日働いたとすると、年収はなんと$360,000(約3600万円)という途方もない金額になるのです。

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もっとも、夏になれば気温が40度以上になる過酷な環境での作業ですから、

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完全冷暖房のオフィスで働く人より給料が多いのは当然だ、とレンガ職人達は思っていることでしょう。

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パブかどこかでは、レンガ職人とオフィスで働いている人がこんな会話をしていることも十分想像できます。
また、、、

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こんな会話もありえますね。というのは、シドニーなどオーストラリア東部の町では、日本の建設会社が日本式建築方法で短期に家の建てていると聞いた事がありますから、パースにもそのうちに進出してくるでしょうね。