パースでは秋が深まり雨がよく降るようになりました。先週は雨と強風のストーム(あらし)があり、新聞に倒れた大木を処理する様子が載っていました。オーストラリアには、町中でも直径が1m以上、高さが30mという大木がざらにあるので、倒れたら大変です。

我が家の隣にも高さが30mもあるユーカリの木が数本あるので、ストームの度に少し気がかりです。


オーストラリアではストームはこれから冬にかけてやってくるのですが、サイクロンと呼ばれる台風は11月から4月の夏に、主に北部にやって来て大きな被害をもたらします。(パースまで南下することはほとんどありません)


オーストラリア・パース在住漫画家のブログ-57

今年も2月にRustyという名前のサイクロンが西豪州北部の町を襲いました。こちらではサイクロンを識別するのに人名を付けます。男女の名前を交互に使用するようです。


ハリケーンの威力はすさまじいものです。1974年にダーウィンを襲ったサイクロン・トレイシーを経験した人の話を聞いたことがあります。家倒壊の恐れがあったので、4トン積みトラックに避難したのですが、朝起きてみると強風でトラックが15mほど移動していた、とのことです。


オーストラリア・パース在住漫画家のブログ-60

結局サイクロン・トレイシーは、71人の死者を出す大災害でした。