先日、パース市内の公立病院に勤務する看護婦が給与の値上げを要求してストライキに入りました。仕事を完全にボイコットすれば人命にかかわるケースもあるので、ストの内容には制限があるでしょうが、手術のキャンセルや待ち時間が長かったりとかなりの混乱があったようです。でもストのおかげで向こう3年間で14%の所得アップを獲得できました。
看護婦のストライキが終了すると、今度は刑務所職員が給与アップを要求してのストライキが始まりました。どうも公務員のストライキが多発しているようですが、これは近々行われる州議会選挙に関係があるようです。
つまり現在政権を担っているリベラル党が引き続き政権を維持するためには、今の政権に問題がないというイメージを市民に与える必要があり、問題は選挙前に解決する必要がある、ということを逆手にとってのストライキの多発ではないでしょうか。
刑務所職員のストライキに続いて何のストライキが起きるかは不明ですが、公務員はストライキをするのであれば今がチャンスではないでしょうか。