日本では今年の夏は電力不足が心配されているようですね。我が家では10か月前に3.0kwの太陽熱発電を設置し家の電気はほぼ100%それでまかなっており、この10ヶ月間は電気料を支払っていません。おまけに余った電気は電力会社が買い取ってくれますから6月の年度末には数百ドル単位(数万円)で支払いをしてくれるはずです。(パースでの電気買い取り価格は1kwが47セント、40円、と日本の現在の提示価格である42円とほぼ同じです)


パースの方が日本より晴れの日が多く太陽発電に適しているように思いますが、それでも家庭で必要な電気の何割かは太陽熱発電で簡単にまかなえるような気がします。


オーストラリア・パース在住漫画家のブログ-57

これはパースでの太陽熱発電の取り付け価格ですが、1.5kwで1890ドル(約16万円)という安さです。この装置で日本の一般家庭で使用する電気量の何割をまかなうことができるのかはよく分かりませんが、この太陽熱発電が普及すれば原発はいらないのではないでしょうか。

でも問題は設置価格ですね。日本では太陽熱発電は設置価格が数百万円単位だと聞いたことがあります。オーストラリアでの価格が安いのは政府の援助が大きいのと、安い中国製を使用するからでしょう。我が家のも中国製ですし、上の広告のもおそらく中国製でしょう。日本では安い中国製はタブーでしょうか?



オーストラリア・パース在住漫画家のブログ-75

太陽熱発電は太陽が雲に隠れると発電量は半分以下になります。私も太陽熱発電装置を設置した当初は、太陽が雲に隠れそうになると思わず”太陽がんばれ”と声援をおくりたくなったものです。

(注:平清盛は”音戸の瀬戸”で太陽が西の空に沈むのを遅らせた、という伝説があります)