この週末、金曜から月曜までの4日間はイースター(復活祭)で、一般の会社は休みです。イースターはキリストが処刑され、数日後に生き返ったことを祝うのですが、キリストの誕生日であるクリスマスと共にキリスト教徒にとっては非常に大切な催事です。
イースターとチョコレートはなぜか関係があり、イースターが近づくとスーパーではこの写真のようなチョコレートの売り場が特別に設けられます。卵やウサギの形をしたチョコレートがずらっと並ぶのです。それにホットクロスバンというスパイス入りで十字の模様が入った小型のパンを食べるのもイースターの特徴です。
イースターはGood Friday(聖金曜日)で始まりますが、金曜日はキリストが処刑された日です。その日は肉料理を避けて、魚を食べる習慣です。前日の木曜日は魚屋にとって一年で最も忙しい日となります。この写真は近くのスーパーの魚売り場の様子ですがこんな行列ができるのはこの日だけです。
イースターは宗教的な祭事なので、教会に行く人が多いと思います。でもオーストラリアは多民族国家ということで、キリスト教以外の信者数が増えているはずです。ということはイースターの意味を理解している人の割合も減っているということでしょう。
イースターが近づくと新聞にお酒の広告が増え、ショッピングセンターではどこもイースター・セールでお客の取り込み合戦があるので、クリスマス同様イースターも民間の経済活動と密接な関係にあるようです。