日本人で11月11日が何の日か知っておられる人は珍しいでしょうが、オーストラリアではこの日は remembrance day(覚えておくべき日)と呼んで大切な日としています。実はこの日は第一次大戦の終戦記念日なのです。当時オーストラリアは人口が500万人ほどでしたがこの大戦中に6万人以上の戦死者を出しました。日本も参戦したのですが、戦死者の数は1000人以下です。


毎年この日は各地で記念式典があり、11時に市民にも黙とうするようにテレビやラジオで放送があります。今年は2011年ということで、11年、11月11日の11時と”11”がたくさん付いたことでも注目された日でした。


下は当日(11月11日)の新聞での8ページにわたる特集記事の表紙です。この写真はフランスの Pozieres という場所の兵士の墓地ですが、ここでの戦闘で約2万3千人のオーストラリア人兵士が命を落としました。



オーストラリア・パース在住漫画家のブログ-57