昨夜食べたうどんは、冷凍ゆで麺でしたが韓国で製造されオーストラリアに輸入されたものです。原料の小麦粉はおそらくオーストラリア産です。このゆで麺一玉(240g)の価格は約68円(1ドル85円換算)とそんなに高くありません。味も上等でした。

 

実は数年前までパースに冷凍うどん製造の会社があったのですが、経営難で撤退しました。この会社のうどんは韓国産よりも2~3割ほど高かったと記憶しています。同じようにオーストラリアの小麦粉を使ってうどんを製造するのに、原材料と完成品の運送費などが必要な韓国製と地元オーストラリア製の価格を比べると韓国製の方が安い、というのが不思議です。


これはオーストラリアの高い人件費を意味しているのかもしれません。なにしろ未熟練者でも1時間当たりの最低賃金が1400円くらいですから経営者は大変です。日本ではマクドナルドで100円バーガーが人気だそうですが、労働者の低賃金があるからこの値段で販売できるのでしょうが、オーストラリアでは不可能ですね。


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